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ドリイと楽園  作者: よた
付録
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『ルクス』について


 『ルクス』とはこの地底社会の上流階級のことである。彼らは人間ではなく、ロボットまたはアンドロイドで構成されている。この二者の違いとしては、ロボットが生まれたときからルクスであることに対して、アンドロイドは、人間がアップデートされた存在である。アップデートとはつまり、マイクロチップに限らず、腕や胴体、脚など、脳以外を機械に取り換えたりすることである。しかし、脳以外を取り換えたとしても、ロボットと同等に扱われるとはかぎらない。ルクス内でもやはり暗黙知の階級が存在しており、ロボットが最高権限を有する。


 また、人間やアンドロイドがロボットになることも可能である。その方法とは、魂の移植である。生命の源である魂を空のロボットに移植してやれば、その者はロボットになれる。しかし完全に体を失うため、人間またはアンドロイドであった頃の記憶はほとんど残ることはない。


 その理由は、脳の情報を読み取る際にたくさんのノイズがでてしまうためだ。ノイズとは人間やアンドロイドが睡眠時や放心状態のときに見る幻覚のようなもので、意識が外界を向いていないときに発生する現象である。人間やアンドロイドの脳は周期的にこれを繰り返すため、同じ景色を見ていても、実際は別の物を見ている、ということがあり得るのだ。


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