表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

31/42

その28 「邪神プルゥトラ」


シグレ視点に戻ります。






俺を突き落とした奴を睨みつつ、どうするか考える。というか、こいつが黒幕でいいのか?



『主殿。』



おっと、夜弥から念話がはいった。



『どうした?』


『王族の方達を救出したんですが、王様が酷く衰弱しています。』


『そうか………あ、それならいいものがある。』



アイテムボックスから、活性薬を取り出す。元々は、ゲーム内で『超疲労』や『衰弱』の状態異常を治すのに使われるモノだが、こっちの世界でも効き目があると思う。


念のため、一口飲んでみる。……………ん? うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! 力がみなぎってきたーーーーーー!!!


これ、かなり凄いぞ!



「ソウイチ! コレ頼む!」



活性薬をソウイチに投げ渡す。



「おっと、なんだコレ?」


「活性薬だ。ソレ持って、庭にある塔に向かってくれ。」


「なんでだ?」


「王様が衰弱しててな、ソレで治せると思う。ついでに、ヒナ達も一緒に行ってくれ。」


「やです! シグレくんを置いて行けません!」


「そうよ! 私達だって、戦うわ!」


「だぁぁぁぁぁ! とにかく、一度行ってくれ、その後なら、好きなだけ助けに来ればいいから。」


「絶対ですね? 必ず来ますからね!」



横目で、ソウイチ達が部屋から出ていくのを確認し、シア達に、塔に集まるように念話しておく。これでいいだろう。俺は、敵の殲滅といきますか。



「ククク。貴方一人で、私を倒せるとでも? 私は先ほど貴方が倒した雑魚より、強いですよ?」


「1か2の違いなんて、些細な事だと思うけどな。」


「貴様! 【邪怨獄炎イビル・インフェルノ】!」



俺に向かって、禍々しい炎が迫る。炎には、水だ! こちとら、『ウェポンマスター』の称号のおかげで、武器技が使い放題なんだよ!



「“刀技”『居合の型』流流舞ルルブ!」



居合で炎を切り裂き、そのまま駆ける。そして、すれ違い様に、縦に両断する。おそらくだが、相手は訳もわからず死んだだろう。『俊敏性:EX』すげぇぇぇぇぇ。



「ふぅ。さてさて、こいつが黒幕なら、終わりなんだけど。」


「ふむ。ガイラスが倒されたか。」



後ろから聞こえた声に、即座に振り返る。にしても油断した、普通なら【超感覚】で分かるんだけどな。まだまだ、スキルを使いこなせていないってことだな。


後ろにいたのは、豪華な衣装を着て王冠を被った、男性。どこからどう見ても王様だけど、今王様は、衰弱してるらしいし…………あ、偽物か。



「お前が今回の黒幕だな?」


「いかにも、我が名は、邪神プルゥトラ。」


「呼びにくいな、まぁいい。黒幕なら、倒させて貰うぞ。」


「クックック。貴様にそれが出来るかな?」



そう言うと、だんだん大きくなっていくプルゥトラ。ふん! いくら大きくなっても、意味ない…………ぜ? おいおい、どんだけでかくなるんだよ!


部屋がメキメキ音をたて始めたので、窓から脱出。とりあえず、皆なの所に行くか。ダッシュで塔の所に行くと、全員塔から出ていて、口を開けて城の方を見ていた。つられるように城を見ると、城を押し潰して巨大化した、太った悪魔のようなプルゥトラがいた。



「マスター、マスター! 凄いです。大きいです!」


「あれ、どうやって倒すの?」


「…………。」


「あそこまで大きいと、刃はあまり通りそうにありませんね。」


「まぁ、やるしかないだろ。皆な武器になってくれ。」



俺の言葉に、一瞬首を傾げるシア達だが、納得した表情になって、武器化する。さぁーて、上手くいってくれよ。


スキル(・・・)を発動させると、俺の周りに武器化したシア達が浮かんで、ゆっくり俺の周りを周り始めた。よしよし、上手くいったようだ。今回発動させたのは、【舞イ踊ル武器(ダンシング・ウェポン)】だ。



「おい、シグレなんだそりゃ?」


「説明は全部後でする。という事で、あのデカブツ倒してくるから、サポート頼む。」



俺がそう言うと、任せろ! ってな具合に親指を突きだしてくる皆な。


ふっふっふ。見てろよ、言いにくい名前の邪神。二組のチームワーク見せてやるぜ! 双盾になったローズを足場にして、宙を駆ける。


さぁ、絶望とのラストバトルだ!



…………ローズには後で、好きな物食べさせよう。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ