その27 「双盾乙女&忍刀乙女」
ローズ視点&夜弥視点です。
■ローズ視点■
「……………。」
うーん? 何処にいるのでしょう? あ、どうも皆様、ローズです。他人から見たら、無口な人。身内から見たら、中身ははっちゃけた人。その実は、こんな感じです。無口なのは、なんて話せばいいか分からないからで、筆談ではっちゃけてるのは、このほうが皆なに好かれると思ったからです。後は、キャラかぶりとか…………こほん。とにもかくにも、今はシグレ様の友人達を探しましょう。
お城の中を走り周りますが、走るのはニガてなので、早く見つけたいです。ん? 外から音がします。どうやら、中庭からのようです。窓から覗いてみると、シグレ様と同い年くらいの四人組が、土人形の軍団に襲われ、上からは魔法が襲っていた。助けたほうがいいですね。
「……………。」
「「「「えっ!?」」」」
【守護移動】をしたら驚かれました。まぁ、いきなり人が現れたら驚きますよね。とりあえず、【城盾結界】を発動させて、これで安心ですね。
「えっと、誰?」
「……………。」
『ハロー☆ 私はローズだよ! 宜しくね♪ 皆なは、シーくん。上本 時雨のお友達だよね?』
「なっ!? シグレを知ってんのか?」
コクリと、頷いきます。さてさて、魔法を撃っていた人達が敵でしょう。倒すべきでしょうが、私の攻撃手段は限られていますし、確実に敵を倒せる訳ではありません。まぁ、とりあえず、このまま様子見をしましょう。
「凄い防御力ですね。」
「本当ですね。それで、これはどのくらい続けられますか?」
「……………。」
『うーん? 分かんない! 限界知らないんだ~。』
そう書くと、驚かれました。む? なんだか、凄く大きな炎の塊が、飛んできそうですね。あれを返しますか。【魔法反射】で、何倍にもして返します。すると、さらに大きくなって、飛んでいきました。当たった、城の一角が吹き飛び、一部が融解しました。土人形も消えましたし、倒せたようですね。でも、一応様子を見ますか。
◇
【夜弥視点】
うぅ。まさか、声を出さなくてもいいなんて、不覚です。まぁ、一旦忘れて主殿の御学友と、接触しましょう。
「失礼。」
「「うわっ!?」」
「「きゃっ!?」」
「シグレ様の御学友の皆様ですね?」
「シグレ君を知ってるんですか?」
「はい。」
「そっか~、味方みたいで、安心したよ。」
どうやら皆様、私を味方だと認識してくれたようです。さて、現在の状況を聞いてみます。ふむふむ成る程、どうやら直ぐ側にある塔に、王族の方々がいるようです。塔を守っているのは、邪人のようですね。
「皆様、私が奴らを殺すので、その後来てください。」
言うが早いが、私は四人いた一人の後ろに音も無く移動し、口を塞ぎ頸動脈を斬って、即死させる。同じ事を三回やって、皆様を手招きする。
「す、凄いね。」
「それほどでもありません。行きましょう。」
先頭に立って、塔を登って行く。どうやら、中には敵はいないみたいですね。遂に、終点が見えた。上に開ける扉みたいですね、とりあえず、忍刀で無理やりこじ開け、部屋に入ります。中には、豪華な衣装を着た男の子が一人、同じく豪華な衣装を着た女の子が二人、そして、その三人が見守るベッドに男性が一人。
「リリネル! ロロフィ! レイベ!」
「「「お母様!?」」」
どうやら、王族の方達であっているようですね。それよりも、ベッドに寝ている男性…………おそらく王様でしょう。かなり衰弱しているみたいですが、大丈夫でしょうか? とりあえず、主殿に連絡しましょう。




