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その14 「盗賊退治………の前」





「うわ~。あそこに行くのか…………」



遠目から宿の前を見ているのだが、シア達が俺を待っているのか、宿の前に立っているのだ。しかも、シアは白いミニスカと、袖がフリフリになっている空色の上着。アシュレは黒いズボンに革のブーツ。上には、白いシャツを着ている。ローズの方は純白のワンピースを着ていて、所々にレースが刺繍されている。


はっきり言おう! 可愛い系美少女に、クール系美少女、深窓の令嬢系美少女。隙が無い、あそこにいったらたぶん射殺すような視線を、百以上は受ける。そしたら、俺の精神が死ぬかもしれん。



「何か悩み事ですか? マスター。」


「うおっ! 驚かせるなよ!」



どうするか考えていたら、シアに見つかった。十いくつの射殺すような視線と、嫉妬の視線が………くそっ!



「ふふん。それよりどうですか? この服。可愛いですか?」


「………それ選んだの店員さんだろ? 店員さんに感謝するんだな。」


「え!? 何故それを!?」


「お前のセンスは壊滅的だからな。」


「うぐっ。それよりも! 可愛いですか!」


「ん? まぁ、何時もより何倍も可愛いな。それ選んだ店員さん、そうとうセンスいいな。」


「えへへ~♪」



なんだか嬉しそうだな。誉められたからか?

まぁ、見つかったからもういいか。



「ほら、行くぞ!」


「はぁーい!」



ため息を吐きつつ、宿に向かう。アシュレとローズもこちらに気付き歩いて着た。



「ちょっと! 遅いわよ!」


「……………。」


「悪い悪い。それよりも、二人共その服似合ってるぞ、いつもの魅力が数十倍アップしてる。」


「ご、誤魔化しても駄目よ! まぁ、今回は許してあげなくもないけど………」


「…………。」


『えへへ~♪ 誉められたー、やったー。

(*≧∀≦*)』



二人共喜んでくれたようで、何より何より。



「んじゃ、昼食を食べて、依頼受けに行くぞ。」


「ええ~。せっかく可愛い服着たんですよ! もう少し自由行動したっていいじゃないですか!」


「そうは言っても、金を稼がないと生活出来ないだろ? だから、依頼受けないと。」


「む~。分かりました。」



アシュレが作った料理サンドイッチを手早く食べて、四人揃って冒険者ギルドに向かう。今回受ける依頼は、討伐系を中心にしようと思う。


宿から冒険者ギルドまでは、三分くらいで着く。着いたら直ぐに掲示板の前に行き、貼ってある依頼を見て選ぶ。



「う~ん。やっぱりゴブリンとかしかないか~。」



これは、さっさと冒険者ランクを上げたほうがいいな。流石にゴブリンとかの雑魚じゃ、シアやアシュレのフラストレーションが貯まるばかりだろう。もっと、強い敵と戦いたいハズだ。



「むむむ! マスター! これ受けましょう!」


「うん? 盗賊退治か…………って、お前コレ。」



シアが指指しているのは、ランク4の盗賊退治の依頼だ。ランク4って、受けられないだろ。俺達はまだランク1だ、受けられる依頼は、同ランクか、下のランクの依頼だけだからな。



「シア、俺達はまだランク1。ランク4の依頼は受けられないぞ。」


「うっ。言われてみれば…………でも! 直接退治に行けばいいじゃないですか。」


「そうね。盗賊なんてほうっといていい存在じゃないわ。」


「…………。」


『さんせーい! 悪い奴らはさっさと倒すほうがいいよー。』



直接退治にか………まぁ、いいと思うけど━━━



「盗賊が何処にいるか分かるのか?」


「「あ。」」



━━━そう。肝心の盗賊が何処にいるか分からないのだ。盗賊のいる場所が分からないから、どうしようもないのだ。



「…………。」


『マップ機能使えばいいんじゃないかな?

( ・◇・)?』


「そうですね! 流石ローズちゃんです!」


「これで、全部解決ね。」


「結局盗賊退治なのか。」



まぁ、いいか。こうなったらやってやるよ、盗賊だろうが、なんだろうが、退治してやる!



「んじゃ、行くか。」


「待ちたまえ!」


「「「ん?」」」「…………?」



俺達が盗賊退治に行こうとしたら、誰かに止められた、誰だいったい。





最後に出て来たのはいったい!?


今日から、新しく『Miracle Would Online』という、VRゲーム物を投稿し始めました。よければ、そちらもお読みください。

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