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小学生マフィア

実に単純な話、殺すか殺さないかであろう

小学生に聞いたらそれこそ全力とはいかなくともまあまあ否定はするものだと思う


果たして悪とはなんか


それを考えだしたら単純に世界的にしかれたルールから離脱したインモラルな行動だろうが

果たして、それが小学生に当てはまらない者だろうか


じつに窮屈なそこでは教師が絶対的な悪を否定してモグラ叩きのように潰すわけだが

それははたして正解なのだろうか

子供からしてみればふいにその教師こそが悪のボスに思えてくる時はないだろうか

ルール

それが果たしてあっているのだあろうか

大人こそ教えられたことに反するものを見た時、自分を否定したくなくてそれを否定するのではないか

凝り固められた世界、その中で子供こそその世界で唯一夢を見えるのではないだろうか

羞恥の無い世界 モラルの薄い魂 自由な悪魔  子供の皮をかぶった、、、大人

いや大人の皮をかぶった、、、か




その日、僕は長く続くであろう未来のまだそんなたっていない自分を考えながら教室に入っていた

いま小学四年生僕は無駄に明るい教室に入った

それは明らかに外の世界では考えられないほど明るく、子供たちは無理やり型にはめられるお菓子のようにそこいた


「さ―――て、みなさんおはようございます」誰も疑問に思わない僕だって疑問に思わない

先生があいさつしながら入って来た「おはようございす」みんなが言うんでなんとなく挨拶する

もし誰も言わなかったら俺は言わないだろうとふと思う


そう言えば誰かに「いたち君って僕っていうんだね」そう言われたふと思い出しただけでそれを誰に言われたか思い出せないがしかし、ふと周りの男子が僕ではなく俺と言っていたことに気づいて変更を考える


今、体育の時間だ、皆言われた通りに動いている、だから俺もそれに従いその波の中に紛れる

それが一番いい別にそれに逆らっても面白いことは無い

ちょうどドッヂボールが始まろうとしていた、運がいいことに投げるのが美味い奴が一人チームにいたこれで少し安心できる、そしてまたそいつと戦ったらどうなるのだろうかという

安心感への不満がある、その緊張感の無さは、きっとハラハラすることなく勝てるだろうというつまらないよ思惑からだった


いつの間にかチャイムが鳴りもう少しとか考えながら給食室に向かう

皆廊下にかけてある給食着を取りにいったん教室にかけていた

その頃にはドッチボールが面白いくらい思いどうりにつまらなく勝っていたのを忘れ

速く食べれるか、あいつより早くとそれだけが頭を支配していた


僕はばらばらと最後の授業を終え教室から出て行く中の1人であった

別にまじって流されるように付いて行ってもいいのだが

なんとなく教室にまだ残っている連中を横目にイスの周りをウロウロしていた

しかし何をするわけでもないしそれでいいと思っていた

まったく羞恥心がない、はじがないとは恐ろしいものだ

とか考え始めている自分が居たからこの物語は始まる


人はいつの間にか羞恥心

失敗の恐れ、などから行動をする前に何らかのブレーキをかけ始める

間違っても考えたことを面白いと思った瞬間相手構わず口に出して言わないだろう

たのしいからと言って周りの人間が楽しそうにそれをしているからと言って実に悪気なく暴言は吐かないだろう、もし知っていてはいたならそれは褒めるべき精神の強い悪であり

知らないからこそそれがいじめになりうるわけである

すなわち子供のなにも無い心の内に間違ったものを正義と植えつければそれは正義になるということだ


僕は今黒いスーツに身を包み校内を黒い靴を響かせながら歩いていた

実にさぶさぶしいその廊下は、位置的に窓がなく校内でも一・二を争う暗さであろう

僕はそれを恐れることもなく実に堂々と歩いている、その心の内に秘めた緊張感につい頬がゆがむ


懐には赤い胃水の入った黒塗りの水鉄砲、しかし侮ってはいけない、水と言っても服に付けば血のりのように服にべっとり付き洗濯しても落ちることはまずない代物でちなみに僕の液体には腐った卵も混ぜてある


この校内には一番恐ろしい敵、手ごわいのはこれまでの幾度もない戦いからできれば思い出したくないほどだ、それを除けばよほどのことがない限り窮地に陥れられる手練れはいない

しかしだからこそそいつの存在が嫌だ


ふいに後ろで足音と言うか悲鳴が上がる

僕はふと行って見ようと思った

その時には悩んでいたことを面白いくらいもしかするとなかったんじゃレベルで頭から消えていた


そこには鬼が居た

豆まきの鬼のようだが、教師が変化して成ったなれの果て、僕は前でギャーとか言われて食われているのを横目に後ろを振り返りなにもいないのを確認して鬼に水鉄砲を食らわして逃げる

喰らっていようがいなかろうがしらない、今は逃げた方がいいだろうと思って廊下をかけていた

向こう側で嫌な音がした、廊下の端はには三階まで続く階段がありもう片方にも一二年の教室があるが、あっちにいけば袋のネズミにされておしまいだろう、今僕の背後にはあらかじめ決められた班の二人がいる、どちらも襲われれば無視して逃げるつもりだが今のところついて来ていた、正直逃げる時の囮くらいにしか使えないだろう、そんな光景を思い描いて、ふと顔が歪む、いい作戦だろう


僕は急いで足を止める、向こうから鬼が来ていた、容姿からそれを判別するのは半ばパニクッた精神では難しいが、ふとその体に僅かにかかっている茶色い服に見覚えがある

「ああ教頭も、、、」いつもあれだけけなして来た奴にそんな感情になっていることが普段との違いに身悶える、この時しらないだけで大人のようなアクション映画のワンシーンに自分が少し投影されていることに本能的に喜んでいたのかも知れない


僕はいちお横の二人に後ろにやつが来たら発射しろと言う、しかし素直に従う二人を見て正直なに真剣になっているんだと少し落ち着きしらける、こいつら俺について来れるのか

ふと最後に1人だけ残って逃げる風景を思い浮かべてゾクゾクする

俺ってカッケ―ー


さっき大量に人が逃げ惑っていた方にまじえて逃げてもいいが、逆に最後の最後でその中で捕まりそうな予感がする、それなら緊張感と共に相手を突破した方が面白いしカッコいい

僕は無駄にカッコつけて胸ポケットに入れてあった奴を抜いて相手に向けた


手が震え逃げたい気がする、しかし二人は構えている、ふとなんで構えてるんだという気もいになったが

さすがでここでは逃げられない、と言うか逃げる意味が分からない、僕は三人でそれに向けて様々な水鉄砲を投げつけた(もちろん水である)相手の皮膚が解けて次第に中の人間が姿を現す

しかし死んでいる、背中にせおったバケツから溶けかけた肉片を入れると、ほどなくして赤い水になる

僕らはそれを持って逃げる、唯一トイレだけは安全地帯だ、その周り十メートルは鬼はこれない

何でもアンモ何とかでこれないらしいが知らない、とにかく安全で何より、僕らは閉まっているトイレの個室にそれぞれ入り水を補充する、水鉄砲の底が開け閉め可能でそれを開けることで一気に水が銃内に入る、これはリーダー格の特権銃で、他の者はコポコぽとしたわずかな補充方法しかできない

ほかのチームは、巨大タンクだったり、電動、水風船、などこの中でパッと見強敵は

水風船と圧縮式のタンク型水鉄砲だろう ちなみに自分の部下には一人に皆に二つずつくばられる水風船

を背中にまとめて背負っている奴が一人、質ではなく量を選んだ僕たちは

威力は普通だが、十本の水鉄砲を持って三人に配っていた

俺、スピードチャージ一本 普通の奴二本

あやめ 普通 五本

ゆちる 水風船六個 普通一本

皆地区が近いからまとめられた班である


今ここかあ出れる方法は一つ鬼とチーム以外を全滅にさせる事

又は敵のチームの全滅それは実に残酷に物事を迫る

確実に最後に一チーム残りそれが勝

まるでマラソンで何があっても必ず優勝者が出る

それと同じで非道がまた面白い


いま二階に向かっていた

曇りのせいか校舎が異様に暗い

普段なら今の時間授業中だがその背徳感が歩いている自分をくすぐる


しかしすぐにそれが空から何かが横を通り過ぎた瞬間、何か言う前に後ろに逃げていた

しかし周りの奴はバカなのか上に突進していた、おっおい

言葉がのど元までこみあげるがしかたなく一人で居ても仕方ないので後を追う

あの二人はなんとか逃げたのか相手の青い水鉄砲の水が床に飛び散っている

いや待てあれは水風船化、、、しかしそんなことをを考える前に二階に上がっていた

さっきまでゆるりと重かった足が変に疲れず上に上る

そしてそににはほとんど相打ちだったのか、あいつら二人が床に倒れ消えかかっていた

チーム以外の水を浴びると体がマヒして死ぬ

相手の方は幸い一チームだけだったようで二色だけ床を汚している

「おっブラック藤本」それは柔道をやっているブラック村田だった

そのいかつい体は背こそ自分より低いが後ろから二番目である

それが目の前にいた、やって勝てるかどうか、僕は下に行くか上にそれとも真っ直ぐ二階の廊下を走ろうか、僕はためしに懐から水鉄砲を出す、あいつは確か水風船の実を大量に受け取る代わりに水鉄砲以は貰えていないはず、そして今この惨劇にもしかすると、、、しかし僕はそれをやつに向けて放そうとしたとき「俺を仲間に入れろ」そう言った、こいつは実に物静かな人間だ、いわゆる善良と言うような

「えーーと」俺はとりあえず奴を見る、それを迷っているように受け取ったようで

「いやいいやいや、今何も持っていないからどうせなら役に立ってから死ぬのもいいじゃないかと思って」と言う、いつも笑っているので逆に安心できないが、しかし他の奴よりは信頼できる

親同士の付き合いがある、そういう意味ではあと村田を含めて四人いるが、、

そこまで考えて嫌なことを思い出す、その中の二人が、いやな人間を子分のように慕っていた

それはまさに鬼に金棒、強い奴に普通より強い、それは実質このクラス最強のチームともいえる

あーーーめんどくせー、本気に嫌になっていた

何回かごねるが結局、仲間に入れてしまった、しかしこちらの武器を渡してもそれは無理である

溶けるから、、、仕方なく自分の死んだ仲間のリュックから水風船を取り出す

嫌な事にすべて残っていた、その間にも絶えず後ろを気にする

、、、、、襲ってこない、うむ仲間になるかそう思いながら僕らは三階に行ってみることにした

どうせ外には出れない、それならば一階も三階もたいしたちがいわない、いや教室の外にぐるりと歩ける場所がある、残念ながら同じ階には行けるが下に行けないが、、、

とにかく三階に行く、もしかしたら図書館も案外命を大切にしていない割に安全地帯になってるかもしれない、そこで見る事になる計四チームが廊下に潜伏しているのを

廊下を無数の血が飛び散るようにペイントがバラちる

そして今、少数の人間が奴らに襲われていた

急いで首を引っ込めて下に逃げようとしたが、「行け」と何とも冷徹に

そして面白いくらいドラマティクにやつは言う、なぜか双璧するやつが

本当にリーダー格みたいに僕に言うそしてその指さし方まさにカッコいい

それが合っているから、、、僕はそんなことはどうでもいい急いで逃げる

単純に四×三=二十、何人かやられてもそれくらい見込んでもいいだろう

とにかくいっぱいに変わりはない、今となりにいるブラック村田も遅くは無い

しかし僕は実質このクラスで僕が一番早い  はあーー

今考えていることは村田にあいつらを追わせ手薄になった所を今来た反対側から三階に向かい戦うか

うわーーいやだー  ぼくはできないこともない危うさに身悶える

しかし次の瞬間には隠れていた 村田は少しのジェスチャーでそれを理解し実行した、すごい奴である

僕は奴らが来る前に二階の反対側に走る

そこで嫌なものを見る、鬼が向こう側から来た


僕は戦わず教室に駆け込んだ

キューカーブである

そして窓を開け外に出る

ベランダの上を見たそこはもちろん三階で、そこで手すりに足を乗せ上にジャンプすれば何とか上の出ている手すりに手が届きよじ登れる、ふとそんな考えがベランダを駆けていて浮かぶ、次の瞬間おちたら死ぬとか思いながら手すりにジャンプして数歩平均台みたいな銀色の手すりをかけて上にジャンプした


危うくてが上の飛び出した手すりをかするが必死で掴む

しかし今まで握っていた手の油で落ちそうになる

僕は全身で死んでもいいとか思いながらなんとかよじ登る

どうやらそこは図書館のベランダらしく、ちなみに下には鬼が僕を見上げている

そいつは僕に飛びつこうとして、下に落ちて行った、つまりゲームオーバー。

僕は鬼になんか構っていられない、いまおれは戦わなくてはならない

いくらあいつらが他の奴より仲がいい親同士の付き合いもある同級生でも

いやだからか、、、僕はその強い奴らになにかを感じながら、ない頭を練考えた


そして浮かばなかったそれっぽい事は必勝法とは思ないいしかしそのまとまりきれないまま僕は窓ガラスを開け静かに廊下をうかがう、よかったことに窓は空いていた、これが策略でない事を願いたいが

あいつらはバカなのか気づいていない 

僕はわずかに足元にある廊下側の扉を開ける

そのわずか十センチくらいのそこから僕は相手のリーダー、、、リーダーブラックブルー田中の姿を見た


そいつは背は平均に少し高いくらい、しかしそのとしゅつした所、うまくチャラケそれでいて意志が強いそのくせ飄々としている、そしてやつはスポーツができる

いまのところ俺の方が足は速いが、あいつと違いがあれば僕は競うのがものすごく嫌いだ

正直ライバル視されるのがものすごく嫌だ、しかし奴が強いのは認めるしかない

それは何も思わなくて素直に思う


僕はいきなり戸を開けると奴に、なんと変哲もない拳銃を撃ち放った


後は実にむなしい、仲間の奴らの無数の水鉄砲が僕を浴びせる薄れる意識の中

僕は奴が僕を見て笑っている姿を見た





消え入る意識が闇に包む

わずかに光が底で見える

その闇と光とわずかに上にあく現世を川の水そこで見上げるようにしながら

そう言えばなぜリーダーだけブラックを名前に付ける時あいつだけ、青を前に付けたのかなーと

自分に問いかけた





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