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「ねぇ、なにすればいいの?」改めて聞かれるが何も考えていなかったので、ありきたりな返事をしながら先のことを考える。
「例えば、いつも一緒に登校してるだろ?そのとき手を繋ぎながら登校とか?」そんなんでいいのか?と心の中で一人突っ込みをする。ふと、第二回脳内サミットを開催する。
天使「いい考えなのではないでしょうか?しかしそれではいささかインパクトが足りない気がします」
悪魔「俺に名案がある。それは……昼休みに、はい、あーん。をすることだ。その後は透華が俺(龍人)の膝の上で過ごせば万事OKだ」天使「それはやりすぎなのでは?私なら手を繋ぎながらではなく、腕を絡ませて登校とかがいいと思います」いつもながらはっきりと意見を喋る天使と悪魔に感謝しながら脳内サミットを閉会する。このじかん僅か12秒。
「後は学校にいってからなんとかしようよ。それから……ありがとう透華…」またしても顔を見る。いや、顔を覗き込む。すると顔を逸らされるが笑っているようなので安心する。
〜 次の日 〜
「さぁいよいよだな…」横にいる人物に話しかけ、先に手を握る。
透華はまだ恥ずかしいようで、顔を赤くしているようだがそれも可愛いので気にならない。
そして2人ならんで教室の扉を開く。みんなの視線がかなりいたい。特に男子からの。
「お、おい龍人…お前透華ちゃんに何をした!てめーあの清純な透華ちゃんを返せー」何故か憤慨している司を軽く無視しながら並んで席につくと後ろの人が話しかけてくる。
「あ、あの龍人さん…透華さんとは付き合ってるんですか?」期待通りの反応をしてくれたのに嬉しい反面、透華に申し訳ないという気持ちで心が痛む。
「そうだよ、鉄さん。なんか変なとこあるかな?とりあえず昨日から付き合ってることになってるんだけど…」(鉄さんは第一章を参照してください)
「変なとこなんてないよ。お似合いだと思います」