表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の日常  作者: sold out
恋の行方は
12/29

2-3

ラブレターと言うだけで固まっていたのに、さらにあの内容である。

内容を見た3人は無言のままさらに固まる。

静寂を破るように透華が喋りだす。


「…放課後…り、理科準備室に行くの?」まさかこの場面で聞かれると思っていなかった龍人は考え込む。

「……授業中に考える。答えが出たら教える。それでいいか?」そう言われると返事をしにくいが、ただ2人は頷く。


「…それじゃ、教室行くか」重い空気を払拭するかのように明るく龍人は振る舞うが、透華の、透華だけの表情が冴えない。


「(龍人君、行くのかな?行ってほしくないな)」


「行くぞ透華」急に声をかけられ驚いた表情をしながら仕方なく龍人たちのところまで歩いていく。




入学式の次の日と言うのは大抵どこも同じで自己紹介やクラス委員などを決めるのである。


「それじゃ、昨日も自己紹介したと思うが俺の名前は佐々木晃治だ。よろしくなみんな」担任が自己紹介をすると拍手が起こる。


「じゃ、名簿一番から自己紹介だな。青木一発目だぞ。張り切ってけ」


「青木です。


順調に自己紹介が進み次は龍人の番である。


「倉木龍人です。よろしくお願いします。」できるだけ笑顔で自己紹介をすると拍手喝采である。主に女子から。

次に透華である。


「桜山透華です。よろしくお願いします。」またしても拍手喝采である。主に男子から。


最後に司の番である。


「山中司です。美少女の皆さんよろしくお願いします。僕と付き合ってください」クラス中が凍りつく。


「う、嘘だよ!みんな普通によろしくな」と訂正するがもはやそれは手遅れであった。司が席についてからもクラスの空気は一向によくならなかった。

しかし、その静寂は断ち切られる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ