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プロローグ
前書きとか多いとイライラすると思うので少なくしようと思います。
「ねぇねぇ、なまえなんていうの?」
「――――だよ」
「いっしょにあそぼうよ」
「そうだね。いっしょにあそぼう」
「お母さん――――ちゃんとあそぶからまっててね」
「ふふ、気を付けるのよ」暖かい眼差しで息子を送り出す。
「――――ちゃん。上にカブトムシいるよ」
「とってちょうだい〜」自分から声をかけたのにその言葉を無下にはできないので少年は
「待っててね。すぐとってくるから」少女に頑張ってねと言われ、少し照れるが表情に出さないようにしているが出ている。
そして木を登りきり下を見ると急に怖くなりお母さんを呼ぶ。
「お母さん。こわいよ。たすけて」声がとても震えているのと同時に足も震えていた。
「大丈夫。だってあなたは―――――」