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すぅちゃんの1日 そのはちじゅうご

 釣り糸が垂れて川の中へと沈んで行くのをぼぅ、と見つめながらスオウは竿を持ち、川縁の岩場に座り込んだ。


 前の世界ではそれほどやる事は無かった釣りだが、この世界では割と頻繁にしている。趣味の一つと言っても良いだろう。原因としては娯楽が少ないというのも理由の一つだが、日々事務処理と言う名のデスレースから逃げられる数少ない時間でもあったからだ。あくまでも気持ち上の問題で、現実は逃げられていないのだが。


「あー……、飛行魔石の研究結果を提出しないとな、研究費用も付かないし予算がなぁ、だいたい製鉄技術のレベルが低すぎるんだよ、なんでもかんでも魔法に頼りやがって、このまま飛んだら空中分解するっつうの、どいつもこいつも二言目には強化魔法と魔術刻印で、だ。構造を改良することを検討しろっての。なんでこんなに魔法技術に信頼もってるかねぇ、いや、まぁ科学技術に対する不信感もあるんだろうけど、あー、めんどくせー」


 はぁ、とため息をつく。どうやら気持ち上でも逃避出来ていないようだった。

そしてボウズで今日も帰る

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