すぅちゃんの1日 そのななじゅうなな
2日帰宅出来なかった、ありえねー。
火曜日からの分投稿
考察その1
この世界は専ら科学技術が発展していない、というよりも全体的な科学技術が進歩していないと思われる。
そもそもが年号からしてそれほどの歴史を有して居ない為という事も考えられるが、代わりに魔法と呼ばれる技術が存在している。
其の為と思われるが、一部では21世紀の科学技術では実現不可能な現象を起こしていたり、生活の一部に組み込まれていたりする。
当初はそれが原因で科学技術が発展していないのではないかと思ったのだが、むしろその魔法技術による発展は科学技術の発展促進に影響してもおかしく無いのではないだろうかと考えた。
相乗効果ではないが、一足飛びで不思議技術で補填出来るのだ、故に科学技術も一部突出しても良いのではないだろうか。
だが、実際にはそう言う事にはなっていない。
考えられる要素としてあげられるのはまず宗教。
科学技術を禁忌としているがために発展が起らない。
次にあげられるのは魔法技術に対する妄信。
安全性の観点から誰もが手を出さない、あるいは手を出しても支援をしない。
そして最後に考えられるのは教育。そもそもが基礎教育が足らず、そのスタートラインにすら立てていない。
最後に関してはあくまで平民を見たときの話であり、貴族の中に科学技術を発展させようとした人間が居ないとは限らない為可能性としては限り無く低い、そう限りなく低い、はず……。
「リリス……、お前王族だったよな……?」
「むっ、魔法学は完璧だぞ」
「そうだな、魔法学”は”、完璧だな。そうか、加護持ちとして育てられたから余計な知恵を付けられるのを嫌ったか……」
一騎当千、一騎当万、叛逆の目を潰したかったのか、あるいは……。
だが、なぜ学院に送り込んだという謎が残る訳だが。
「(アルフと同レベルですか……)」
「(あ、でも、記憶力は抜群にいいからきっとすぐ抜けると思うよ?)」
「(いえ、王族としてコレはまずいかと思うのですが……)」
「(ま、まぁ、スオウ君が頑張るよ、うん、きっと、たぶん……)」