すぅちゃんの1日

すぅちゃんの1日 そのごじゅうさん

「どうしたスゥイ、泣いてるのか？」

　自室に戻ると蹲っているスゥイが視界に入り、不思議に思い声をかける。

「……いえ、なんでもありません。少し感傷的になっただけです」

「本当か？　じゃあなんで俺が来るのを確認してから部屋に戻ったんだ？」

「そんな、そんなつもりは……」

「そしてこの目薬はなんだ……？　って、設計図に紅茶がっ！」

「…………」

「スゥイ君……？」

「泣き落としで行くつもりでしたが、無念です」

「お前かこの野郎！」