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すぅちゃんの1日 そのごじゅうに
「スオウ、なかなか良い結果ですよ。特に髪の長いリリスやライラには好評でした」
朝、目覚ましに冷たい水で顔を洗っている所、スゥイから声をかけられる。
「そうか、それはよかった。十分販売できるレベルと見て良さそうだな」
「そうですね、ただ値段は張りそうですが」
「仕方が無いだろう、手作りだからな。それと匂いを付ける事も検討中なんだがどうだ?」
「匂いですか、良いかも知れませんね。抱きついた時にふわりと香るとくるものがあると聞きますし」
「ルナだな? ルナなんだな? あの侍女がっ」