5/90
すぅちゃんの1日 そのご
「スオウ、魔術理論の勉強より、先生の生え際が気になるのですが。」
学院、魔術理論の勉強中、眠気と戦う俺にスゥイが話しかけてくる。
「む、仕方が無いだろ、彼もきっと努力はしてるんだよ。」
「無理に抵抗するより諦めることも時には必要だと思いますが。」
「望みをかけたい時だってあるだろう、誰だって信じることは自由だろ。」
「確かに一理ありますね、では後ほど先生には最近手に入れた毛生え薬を差し上げることにします。」
「お前それ、いつぞやの授業で作った除草剤だろ…………。」