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すぅちゃんの1日 そのよんじゅうはち
「女性に興味が無いわけではないのでしょう?」
声をかけてきた下級生に向かって見事な蹴りを加え、撃墜したスゥイが話を続ける。
「今の光景は見なかったことにすれば良いのだろうか……」
「身の程を知らぬ男に興味はありません」
「いやぁ、なんか下級生の女性に人気が出るのが分かるよ」
「そうですか? リリスやライラも人気があると思いますが」
「姉さんって呼ばれているのはお前だけだろうが」
「特に何もしていないのですが……」
「つい数秒前のお前に向かってその台詞を聞かせてやりたいわ!」