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すぅちゃんの1日 そのよんじゅうなな
「と、いうわけでポニーテールです」
紐で髪を縛り、尻尾となった髪を振りながら声をかけてくるスゥイ。
「それはどう返事をすれば良いんだ……?」
「たまらないですか? ぐっとくるものがありますか?」
「いや、まぁ好きか嫌いかといわれたら好きだけど。そこまであからさまだとなぁ……」
「注文の多い男ですね、それだから変な仇名が付くのですよ」
「賢者とか仙人とかか……、そんなつもりは無いのだが」
「傍から見ていたらそう思われているということです」
「善処するよ」
「ええ、頑張ってください」