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すぅちゃんの1日 そのさんじゅういち
「スオウは子供の面倒を見るのも得意ですね」
とある日、学院の寮。新入生として入ってきた子供達と話しているところでスゥイから声をかけられる。
「そうか? 特にそう感じたことは無いが、どうなんだろうな」
「少なくとも私には出来ません。どうも好かれないようで」
「いや、まぁスゥイは感情が読みにくいからなぁ……」
「つまり無表情、無感情の冷徹女だと」
「いや、そこまでは言ってないんだが……」
「そうですか、そうですか、ええ良く分かりました」
「ちょっと? スゥイさん? 何で弓がここにっ!」