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-コレクターズ-愛知狂騒曲  作者: かしお
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始まりのブローチ

守は電車に揺られながら、ネットニュースに目を通す。今日遭遇した車の横転事故がどうなったのか気になって仕方がなかったからだ。    


守がバスを運転し会社に戻る頃、伊勢湾岸自動車道で車が一台横転していたのを見かけた。


守が車内から横目に見た時はすでに事故は片付いているようだったが、驚くべき光景が目に飛び込む。道の中央に大きな陥没があり、ミサイルで爆撃でもされたかのような跡が道の中央にできている。


これはさぞや大きなニュースになっているだろうと好奇心を押さえつけられなかったが、ひとまず会社で一仕事終えるまではしょうがないと思い、仕事に集中したのであった。


ようやく仕事が終わった為、ネットニュースを観ているのだが、どんな検索ワードで探してみてもニュースには上がっていない。


あれだけの事故だ、ニュースにならないのはおかしい。とも考えたが眠気もあり気にしてもしょうがないと帰路についた。


守が借家のマンションについた時は、時計は14時を過ぎていた。借家は「メゾン庄内」と記載がされている。庄内川にかかる橋から徒歩5分。橋を渡れば近くには庄内川緑地公園もあり、都心部にも電車で8分と近いことから単身、ファミリー層に人気がある20階建てのマンションだ。守が居を構えている15階からは玄関から庄内川が、バルコニーからは名古屋城が眼下に入ると人気の場所である。


一人暮らしにしては広々として使い勝手のよい4LDKで、部屋の中をお洒落なバーの雰囲気で統一している。守はお酒を片手に読書や映画を風呂で嗜むのを日々の日課としていた。


守はこの日もお風呂に浸かりながら本を読む。

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