第3話神から依頼と異世界への出発
光が治まると、白い空間にいた、
ここはどこか考えていると、奥から人が歩いてきた。
女性のようだ。
その女性は、白金色の髪を腰まで伸ばし、シスターが着るような服を着ていた。
「ようこそいらしてくれた。赤口零殿。私はゼウス。人間が言うところの神だ。」
「...神が俺になんのようだ。」
「そなたは、驚かぬのだな。」
「耐性があるからな。」
神は、いったいどんな耐性だ、とでも言いたげな顔を向けていた。
うわ、すっごい聞きたそう、まあ、
「....それは一旦おいといて.....本題を聞こう。」
「うむ、どうやら、わかっておるようだな....赤口零殿。そなたにはある依頼を頼みたい。」
「断る」
「.....なぜ?」
「俺には、受けるメリットがない。」
「うむ、確かにそうだな、では....そなたの大事な刀の復活....でどうだ?」
「っ!」
なぜこいつがそれを知っている
「なぜ知っているのか?と思っているな。私は神だぞ。それぐらいのこと調べるのは、ぞうさもない。」
「....わかった、依頼を受けよう。」
「そなたなら、そう言うと思っていたぞ。」
なんか見透かされているようで腹がたつな。
「で、依頼の内容は?」
「うむ、今からそなたが行く世界にいる邪神を救ってほしい。」
「救う?倒すのではないのか。」
「邪神とは本来、闇の力に飲まれ、暴走する神のことだ、だが、あの邪神は悪い邪神ではない。闇の力を制御できずに苦しんでいる」
「それで、どうやって救えばいい」
「簡単だ邪神の力を浄化すればいい」
「どうやって、俺に浄化の力はないぞ。」
「それを今から与えるのだ。」
ゼウスが俺の頭に手を置くと何かが流れ込んできた。
「むっ、これはまさか。」
ゼウスは俺の頭から手を離すと何かを考えこんでいた。
「どうかしたのか?」
「っ!、ああすまない少し考え事をしていた。とにかくこれで力は解放することができた。依頼の達成を期待している。」
「依頼は達成してやる。報酬の件、忘れるなよ。」
「ああ、わかっている。」
「ではいってくる。」
「よき結果を待っているぞ。」
ゼウスがそう言った直後、俺は再び光に包まれ異世界に旅だった。
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