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妹の取扱説明書が欲しいのだが…  作者: 由利アン
俺 デビュー偏
8/15

7話 変わる日々…

今回は少し長めです







朝から衝撃しかない、金曜日…



「 ......... ピンポーン! 」


( おっ! 剛、今日は時間どうりに来たな。)



玄関を開けると、坊主でいかにも野球男児な幼馴染み

がいた。 こいつの名前は岡田剛、見た目どうりの

野球バカで 家が同じ町の幼馴染みだ。俺達の通っている聖定高校は、ここら辺でも中の上ぐらいなのに

何故かこのバカは受かった…



「 おっす 圭! 」


「 ああ おはよう.... 」


「 ? どうした、いつも以上に顔が冴えねぇな…

何かあったか? 」


コイツはバカの癖して何か鋭いな!


「 今変な事考えただろ! 」


ほら、


「 まぁいい、行くぞ。 」











道中、これといって大したことがなく


学校に二十分程で着いた。





「 …いや~ 俺ら入学してもう1ヶ月経ったけど、

いつ見ても高校でかすぎんだろ……… 」



そう 俺達が通うこの聖定高校は全体的に部活が盛んで強く、他県からも沢山の人が受験する私立高校として有名だ。

よって必然的に、バカでかい校舎の隣りにバカでかい

宿舎がたっているのだ。




下駄箱で靴を履き替え1-5に向かう…

非常に残念な事に剛も同じクラスだ。

教室の扉を開け自分の席である奥の窓側の席に座り

いつもどうりにイアホンで好きな音楽を聴く。


( いつ聴いても小雪ちゃんの声って癒される~ )




そう 俺が聞いている曲は桜小雪というアーティストで、最近とても有名な同じ高校生だ。

でも、顔出しNGなのでその素顔は誰も知らない…

絶対可愛いだろうと俺は思っているが!









そろそろ授業が始まるのでしまい、退屈な4時間を寝て過ごした…






「 ………キーンコーンカーンコーン 」


「 ……今日はそこまで! 次回までにP.23の練習問題

をしておくこと。 」




「 圭早くメシ食おうぜ! 」


相変わらずうるさいな…


机を並び替え剛と向かい合うように座った。



「 お前、今日も寝てただろ! それで俺より点数

いいとかふざけんなよ! 」



まぁこんな奴ほっといて飯食おう……………

.................ん? どこだ俺の弁当?



「 ああああああ~~~~~~~~~!!!! 」



「 どうした!急に大声出して!? 」



「 グスン…… 弁当忘れた・・・。 」



「 …プッ 」



「 ……マジでどうしよ、 金持ってきてねえし… 」



その時、




「 ………放送します。 一年五組、 天見圭

一年五組、 天見圭今すぐ職員室まで来なさい。 」




「 .................。 」




「 ……なんだ? 山根先生に呼び出しくらうとか…

考えただけで恐ろしいわ!! 覚悟決めて逝ってこい。 」



ここで、山根先生を知らない方にレクチャーしよう。

まず個人情報から



名前: 山根詩音 ( ヤマネシオン )


年齢: 不明 ( 恐らく20代半ばのはず .........)


出身校: 聖定高校


趣味: 合コン


情報:現在進行形で彼氏募集中

周りの人が続々と結婚していき、焦り

常に苛立っている…。

ちなみに、年齢と彼氏の話しはタブー。








その先生にお呼び出しを食らったのだ………

機嫌を損ねさせたら・・・・・・

考えただけで恐ろしい!




喋りながら歩いていると、もう職員室だ……

覚悟を決めなければ……



「 ………ゴクンッ… 」



意を決して扉を叩いた。



「 コンコンッ……失礼します、一年五組 天見圭です。

山根先生のお呼び出しで来ました。 」



「 おー、来たか。 ちょっとこっち来い!

さっきお前の妹を名乗る美少女が弁当箱を

持ってきたぞ。 本当にお前の妹か?

血はつながっているのか? 」



「 流石に言いすぎでしょ! でもまあ…俺の妹

とは自分でも思えませんね… どうせ俺なんて

顔もぱっとしないし 授業もずっと寝てるし……

俺なんて.........俺なんて......... ハァ… 」



「……………スマナイチョットイイスギタ

あっ、 弁当箱これな。 」



「 有難うございます。失礼します…… 」







とてもダークな気分になりそのまま時間が過ぎ、

気がつけばホームルームの時間になっていた…



「 ……ああ〜ようやく部活だぜ! 早くスカッと

ボール打ちて〜~〜~。じゃあな圭! 」



「 おう、またな。 」



それから下駄箱で靴を履き替えて校舎を出ると、

何やら校門付近がざわついてる。


( なんだ? 誰か居んのか? )


徐々に近づいていくと、校門に背をもたれ掛かる

ように誰か人を待っている女子生徒が見えてきた。


( ……ンッ? 中等部の生徒か? ああ〜先輩でもまっているのか… )


そしてあまり気にせずその横を通り過ぎた時、




「 お兄ちゃん! 」





「・・・・・・・・・・・・ 真凛!? 」




そう、校門の所で誰かを待っていたじんぶつは我が妹である真凛だったのだ!!




















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






〜 続く 〜

まだ次を書き始めていないので明日投稿します

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