2話 妹のポンコツ説…
ちょっと自分のペースに驚いています。
後々のペースダウンが怖いです。
「 ただいまーっと 」
俺の大好きなグループのライブが終わって、
帰ってきて玄関を開けると毎回返事が無い。
いつもの事だ…… サ、サビシイ訳じゃ無いからね!
おっ?
珍しい。 妹のピチッと揃えられている靴がある、
普段は生徒会の仕事で、帰って来るのが遅いのに…
まぁいい。そんな事より、早く趣味の音楽を聴くか。
{ 真凛視点 }
・・・ ただいまーっと ・・・
あっ、お兄ちゃん帰ってきた
うぅっ… どのように出迎えたらいいのでしょうか?
例えば
〝 take1 〟
・・・ ただいまーっと ・・・
笑顔で、
「 おかえりなさいお兄ちゃん。
帰る時に一言ぐらい連絡をください。
じゃないと、心配しすぎて
私……おかしくなっちゃう。( 上目遣いで ) 」
OUT〜〜!
恥ずかしすぎます!!
気お取り直して、
「 ……フゥ 」
〝 take2 〟
・・・ ただいまーっと ・・・
真顔で、
「 おかえりなさいお兄ちゃん。
さっさと手洗いうがいしてリビングに来て
ください。夕食が覚めてしまいます。 」
< コレです!! >
take2しかありません。
そうと決まれば即行動です。
待っててくださいね… 私のお兄ちゃん……
「 ……ガチャ 」
「 ………… 」
玄関に行くと、既にお兄ちゃんは自分の部屋に
入ってしまっていました…。
「 …………グスン。 」
終わった事は仕方ありません!
「 ………よし。 」
今日はお兄ちゃんに重大発表があるので気持ちを
切り替えましょう。
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この事が次回、従妹を困らせるとは知らず…
1日1話投稿を目指します。
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