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僕がいた跡は点に、君といた証は線に。

作者:小野 聲
ある夏の日、夜が明ける頃。
僕は彼女に手を引かれ砂浜を歩いていた。

僕は言う。「何で砂浜を歩くのか」と。
彼女は言う。「その方が足跡が見えるでしょう」と。
僕らは歩く。過去の話をしながら。

……それに決着がついたら、未来の話をしよう。そう決心するまで、この足跡はどれ程続くのだろう。

※この作品はカクヨムでも掲載しています。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882231061
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