9/30 遅刻
10/20 唐突ですが、タイトル変えました。
インパクトが足りないと思い、変えました。
勝手ながらすみません
6話
愛沙と彩芽は集合時刻を過ぎているのにも関わらず、
まだ帰って来ない。
言い出したのあいつらだよな?
「どうする?先に食べとく?」
だが、みんな顔が浮かない。
「あんまり、、、欲しく無いんだよね・・・」
「あぁ、俺もだ。少し休みたい。」
「俺は歩いたし、少し欲しいかも。
カトレアは?」
俺は尋ねた。
しかし、彼女は首を振った。
でも、
「早槻君が食べるのであれば
私もお手伝いします。」
「そう?ありがと。」
俺が微笑むと
「いや〜お二人さん仲がよろしいですね〜。
もう付き合ってるんですか?」
「ちょっ、は!!蓮!!バカ!!
何言ってんだ!!1日で付き合うとか!!!」
すごく顔が熱い。絶対赤面してるよ。
「カトレアはどう思ってんの〜?」
「私は、、、、早槻君の事は好きです。」
「えっ、、マジで・・・ 」
「ですが、友達のままで居たいので
付き合うことは出来ません。
なので、、、ごめんなさい。」
この場の空気が少し凍る
「(ねぇ、なんで告白もしてないのに
俺ってふられたんだ?
なんで!!なんでだよ!!)」
すると蓮は、悪いことをしたと思い
俺に謝った。
「のっき。すまない・・・」
「全然大丈夫だよ〜!!気にして無いから〜」
「気にしすぎだろ。バレすぎ。」
「うっせ!!はやとん!!」
「なぁ!お前!1度目は許した。
だが、2度目は許さんぞ!」
「いくらでも呼んでやるぜ!
現代に帰ってもな!
さっ、カトレアちゃん。キッチンの
場所を教えてくれないか?」
彼女は俺はキッチンまで案内してくれた。
今まで居たリビングから離れたところにあり、
沢山の食材を運ぶにはなかなか辛い
距離だ。
そして、この家がそこそこ広い
家だということが分かった。
キッチンに着くと買った食材を冷蔵庫にしまう
空だった冷蔵庫が一気にギュウギュウになる。
「早槻君、何作ります?」
「ちょっとした和食を。
カトレアは料理できる?」
「はい。一応、和洋中は作れます。」
「スゲェ〜。いつか食べてみたいな」
「分かりました。ではまたいつか作ってあげます。」
「ありがと。それじゃあ、、、野菜の皮むきをお願い。」
実は俺、親が留守にしている時に
腹の減った弟に料理を作っていたあげてた。
なので、とりあえず素人ではない。
そして、主食と副菜を少々。
みんなで軽くつまめるほどの主菜を作った。
すべて作り終わり、火を切ろうとした時、
「たっだいまーーー」と
ここまで響くでかい声が聞こえた。
「やっと帰ってきたよ・・・」
バングルのボタンを押し時刻を確認する。
現在の時刻 12:45分
すると、今戻ってきた2人がキッチンに来る。
「ごめん。ちょっと遅れちゃった。」
「ごめんね。楽しくて、つい・・・
って、おぉ、ご飯作ってんの?
なら私たちの分もお願いね〜
2人ともお腹減ってるから。」
「へぇ?俺が作るの?」
「だって、作ってる途中でしょ?
そこに、私たちの分も加えて!!
じゃあ、私リビングで休んでいるから。」
愛沙はキッチンから出て行った。
「いや〜もう終わったんだけど…」
すると、その場にいた彩芽が
「そうなの?!
それは大変すみません。
なら、私も手伝うよ。」
おぉ、ここでもう一人手伝ってくれるのは
ありがたい。
「ありがとう。彩芽さん。
それで何だけど、料理は出来る?」
「うん。一応出来るよ」
「良かった。じゃあ、、、副菜を
作ってくれない?
作り方は説明するから」
「分かった。精一杯頑張る」
「よろしくお願いします。彩芽さん」
「こちらこそ、カトレアちゃん。」
それから3人で手分けして昼ごはんを作る。
やはり一人加わると作業が楽になる。
そして、あっという間に作り終わり、
リビング兼ダイニングに運ぶ。
「おぉ、出来たね〜待ってました!」
一人一人の前に箸を置く。
すると蓮と颯斗は驚く。
「えっ?俺たち別にいらないけど」
「おかずを少々多めに作った。
お前ら少しでも食べておけよ!
何が起こるか分からないから。」
「確かに言われればそうだな。
ありがとう。」
「ほら!はやとんも!!」
「はぁ?まぁ、いいか。ありが、、とう...」
「どういたしまして。はやとん」
「おま!!」
彼は立ち上がる。
だが、「今はお食事中だぞ!!」と
言うと
彼は再び座り始めた。
「今度、絶対殺してやるからな・・・」
「ひぃー怖い、怖い!」
「チッ...」
そして、料理を並び終えるとカトレアが
突然
「『いただきます』は作った人が言うことに
しませんか?」
と言い出した。
「お、いいね!それ。じゃあのっき。」
「はぁ〜、まぁいいか。いただきます。」
そしてみんな、俺の作った料理を
食べ始める。
すると、愛沙が「何これ!!美味しい。のっき君料理上手いね〜」
「ありがと。現代でやってたからね〜」
あまり食べたくないと言っていた男2人も、結構食べている。
そして、絶対余るだろうと思っていたが
まさかの完食だ。
「ふぅ〜食べた。ごちそうさま」
愛沙が言うと続けてカトレアが言う
「この後はどうしますか?」
「自由行動でいいんじゃない?
でも、もう外はいいや。」
「そうですね。なら、自由行動にしましょうか。」
「よーし、じゃあ次の集合時間は
5時で!」
「次は遅れれなよ。」
「テヘヘ、大丈夫。大丈夫。私も外には出ないから」
「じゃあ、片付けしてくるか。」
「なら私も手伝います」
カトレアが言った後、
「じゃあわたしも。」と彩芽が言う。
「ありがとう。2人ともじゃあ行こっか」
俺たちは食器を持ってリビングから消えた。