表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/67

9/30 目覚め

プロローグはこの主人公?らしき人物の夢です。

1話

「起きてくださーい。起きてくださーい」

その声が頭の中で響く。

「起きてくださーい。起きてくださーい」

その声はトーンを変えることなく、

ずっと頭の中で響き続けている。

「起きてくださーい。起きて・・・」

「あーーーもう!!うっさいな!!

起きればいいんだろ?起きれば!」

まだ寝ていたかったが、あまりに

うるさく、しつこいので目覚めた。

すると、何処(どこ)からか声がした。

「やっと起きたか… 遅いんだよ!

いつまで俺たちを待たせるつもりだ」

・・・・・ん?こんな声したやつ家族の中にいたっけ?

前を見るが、寝起きだったので

視界がボヤけてよく見えない。

なので手で必死に目を擦る。

だんだんと視界が戻ってきた。

だが、それを見た途端、思考回路が止まった、

見知らぬ場所に、見知らぬ男女5人が椅子やソファーに座っていた。

「あ。おはようございます。」

「お!!起きたね〜おっはよー」

「よっ、おはよ」

「おはようございます♪」

「遅い...」

「えっ、、お前ら誰?」

混乱していると、突然頭の中にさっきの声が響いた。

「やっと全員起きましたね。

では、おはようございます!!」

えっ?!なんだこれ???

一体何処から声が聞こえるんだ?

俺は辺りを見渡した。

しかし、俺ら以外に人は見当たらない。

「私の自己紹介でもしておきましょうか。私は・・・・あぁ、どうしよう。

名前なんて考えてなかったな…

・・・まぁ、いいです。

『人物A』とでもお呼びください。

『人物』でもいいですし『A』でも

いいですよ。」

その口調はやけに軽かった。

だが、それが何故(なぜ)か怖い。

それより、まずこの場所、それに

こいつらの事を聞こう。

『(なぁ?ここは何処(どこ)で・・・・)』

すると、さっきまでの話を突然止め、別の事を喋りだした。

「私と会話したい時は、心で言わず、

はっきりと口で言ってください。

そうしないと私、無視しますから。」

これは俺に向けられて言われたのか?

まぁ、いいや。

「なぁ?ここは何処(どこ)・・・」

「おい?ここは何だ?それ・・・」

あ、、俺に暴言を吐いたやつ奴と被った。

だが、俺は譲ることなんかしない。

俺の座右の銘は

『一度やるなら突き進め』だ!!

「なぁ?ここは何処(どこ)・・・」

「おい?ここは何だ?それ・・・ってお前!!わざとだろ!」

「はぁ??わざと?そんなわけ無いだろ。

俺は言いたい事があるから言っただけだ。」

するとソファーに座っていた2人の内の1人が言う。

「お二人さん達〜。仲が良いんですね〜」

え?俺たちって仲がいいの?

・・・・・いや。違うと思う。

「そんなわけあるか!!

こいつは俺の邪魔をしたいだけ。

ただそれだけだ!!」

すると彼女はじーっと彼を見る。

「何だ?」

「・・・・・・髪の毛。」

「はぁ?」

「その頭!!くせっ毛?」

「何だそれ…

まぁそうだけど。」

俺は2人の会話を見てて思う。

彼女、、、天然か?

喋り方も語尾伸ばしてるし。

この状況でそんな事を聞くって

なかなか凄いぞ。


そんな事を思っていると、また頭の中に声が響く。

「でぇ〜、どっちが言うのですか?」

ならば俺が言う。

「なぁ?ここは何処(どこ)で、こいつらは誰なんだ?」

「はい。その質問待ってました!

ここは"異世界"です。

そしてあなた達!!

私たちはあなた達をこの異世界に転送しました

何であなた達かと言われますと、

そりゃ〜"選ばれた人間"だからでーす!!」

すると全員が驚く

「?!!」

はぁ?!異世界?ここが???

何を言ってるんだ?

すると、くせっ毛男が噛み付いた。

「ふざけるな!!冗談にしては度が過ぎてるぞ!」

「そう言うなら外に出て確かめればいいじゃ無いですか?」

すると、彼の隣の隣の椅子に座っている

金髪美女が喋る。

「それは無理でした。

一応この家を調べさせていただきました。

ですが、外に通じる扉はそこのみ。

そして、その扉は閉まっており

外に出る事が出来ませんでした。」

あの人、、、綺麗だな。

今まで気付かなかったけど綺麗過ぎる!!

「よく調べましたね。

褒めてあげます」

すると彼女は貴族みたいに

スカートの裾を少し上げ礼をする。

「で、す、が!心配ご無用です。

もう自由に開くように設定したので。」

「設定?おいおい。どういう事だ?」

「さて、もうみなさん色々知りたいだろうと思うし、説明しましょうか・・・」

俺の普通では無い1日が始まろうとしていた。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほぼ毎日出しますが、不定期で出さない時があります。理由は、ゲームです!! その時は申し訳ないですがお許しをm(_ _)m
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ