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第1話 設定?



さて、ではすぐ始まるのかと思ったが45年間を始める前にやらないといけないことがあった。

この歴史作り(というよりゲームかな)の設定である。


まず、国名の設定からだ。

何にしようかいろいろ考えたがここは普通に「大日本帝国」でいくことにした。


次は自分の立場の設定。

日本の国家元首になるのだから俺はもちろん天皇ということにする。

ただ、1900年はまだ明治帝が史実ではご健在なのだが、ここは早めに「お隠れ」になっていただいて俺はその後を継ぎ、大正をとばして昭和天皇として即位することにした。


その次は国の内部について。

今回は複数の国がくっついて新しい国となっているため、様々なところでレベルがバラバラになっているのだ。

だからここは一番進んでいる史実の日本レベルに技術水準とか生活水準をあわすことにした。


そして民族や言語の問題。

使う言語が異なると俺が理解しづらい。

一応自動翻訳もできるようになっているみたいだがすべて日本語に統一。

民族も様々な民族が混じるといがみ合いの原因なので今回はすべて日本民族に統一した。


さらには軍隊の編制まででてきた。

自動的にコンピューターがやってくれるというのもあったがここが自分で考えてみる。

俺はもともとこういうのは結構強い。

まぁ、自分を戦争マニアとまでは思わないが太平洋戦争や日露戦争についてはいろんな本も読んだし調べたりしているからかなりの知識はある。

まぁ、こういうのに興味を持ち出したのが小2の頃からだからもう10年くらいいろいろ調べてきたことになるし。


さて、まずは海軍から。

海軍は別にこれといってつつかなかった。

戦力は主なものは戦艦6、装甲巡洋艦6、二等巡洋艦7、三等巡洋艦8、駆逐艦32に水雷艇が56、他に通報艦が4隻ほどいる。

ほぼ日露戦争直前の状態で駆逐艦と水雷艇が多いくらいだ。

これを俺は呉・横須賀・函館・旅順・上海・基隆・香港に分散して配備した。

しばらく戦争はなさそうだし別に1箇所に固める必要もないだろう。


陸軍は国内を8つに分けた。

日本・朝鮮・満州・華北・華中・華南・新疆・西蔵の8つでそれぞれに方面隊を置き各部隊をその傘下に入れる。

ただ陸軍部隊はすべて合計で102個師団と12個騎兵旅団、24個砲兵旅団もありさらにそれに加えて国境警備隊が別枠であって明らかに多い。

戦時ならこれでも足りないかもしれないが、平時でこれだけあってもただのごくつぶしになるだけだ。


そのほか季候や地形に変化があった。

これは設定中に中国の地図を見たときに気づいたのだが、まず中国の新疆のほうにある大きな砂漠が緑地になっていたのである。

普通の世界でいうタクラマカン砂漠やジュンガル盆地に広がる広大な砂漠が緑地になっていたのだ。

これはかなり大きい。

ここを開拓して農地にすればかなりの収穫があげられるはずだ。

新たな穀倉地帯ができるかもしれない。


また、他に大きく変わった点として西蔵地域の標高が約1000メートルも下がっていたことがある。

本来3600メートルくらいの標高にあるラサ(西蔵自治区の首都。こないだ暴動がおきたことで結構マスコミでもとりあげられていたりしたとこ)が2000メートルちょっとまで下がっていた。

これで少しは暮らしやすい土地になるだろう。


ただいいことばかりではなかった。

ほとんどの鉱山が地図に無い。

位置を変えられてしまってるだけならまだしも根本的になくされていたらかなりの痛手だ。

しかも探すにしてもこれだけ広大な国で探すとなるとちょっとやそっとではない。

かなりの金と時間がかかりそうだ。


最後に首都だが、東京は様々な問題を抱えている上に戦争で直接艦砲射撃や航空攻撃にさらされる恐れもあるし、地震も起こる。

俺は関東大震災なんて経験したくはないし、死にたくはない。

そうそう、このゲームは自分が死んだら終わりだ。

まぁ、よくあるパターンだな。


で、話がずれたが俺は西安を首都にすることにした。

ここは秦をはじめさまざまな王朝が置かれてきた都市である。

しかし地図を見る限りこの世界では人口3万人程度のかなり物静かなところになっていた。

本来首都は政治の中心地でありさえすればよく、交通の便さえ良ければ問題はない。

その点西安は多少奥地に入ってはいるものの黄河も流れているし、そのうち飛行機が出来れば問題はなくなるだろう。


さて、設定は大体こんなものか。

まぁ今後必要に応じて新しく設定しなおしたりするみたいなこともあるみたいだが、とりあえずこれでゲームスタートだ。


今度こそ、俺達の45年間が始まった。




さて、これから実際に話を進めていきます。しばらく戦争はおきないのでつまらないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが根気強くおつきあいください。

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