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しるし2(詩集)

月光

作者: さゆみ


帰り道

スズカケノキは好みの葉色になり

かえりみち

温度は加減よく下がる

紺瑠璃の空


スクランブル交叉点

せちがらい人の歩み

信号が瞼を閉じる


狭い胸の中でコポコポ

波が荒く泡立つ

静寂は騒がしい


夕べの友を思う

ひさしぶりの再会

でもぜんぜん変わってなかった

いつでも会ってるみたいだった


人なんて変わらない

根本は変われない

自分はそうだよ

なんにも良くなってない


こんな自分を誰が愛すのか

自分は誰も愛したくはない

それではだめなのですか?


世界が落ちていく

フィルターの中

真っ暗にならないのは

月光のせい 








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― 新着の感想 ―
[一言] 最後の4行が好きです。 心情と詩の雰囲気がマッチしてて好きです。
2015/09/26 12:54 退会済み
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