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裁判の流れ
班が決まると次は、どのように裁判が進むかを調べる。
「先に地裁の分からね」
「通常の裁判と同様に進んでいくことになります」
通常の裁判というのは、今回は刑事裁判になるので、人定質問、起訴状朗読、黙秘権告知があり、それから弁護人や被告人の陳述、証拠調べ、論告求刑、最終陳述を経て、判決となる。
「高裁も、似たような感じだったわね」
「そうです。ただ、戒厳令がいつ布告されるかということによって、裁判の方式が大きく変わります。まず、裁判員は存続しますが、刑が重くなります。今回の裁判だと、さらに軍事裁判所において裁判がおこなわれることも予想されます。そうなると、秘密法廷となる場合が考えられ、取材は難しいでしょう」
それは、『戒厳令及び非常事態宣言に関する法律』第9条以下に書かれている。
それによれば、内乱に関する罪や外患に関する罪については、戒厳令が出ると、軍事裁判所で審理が行われることになるとある。
そのため、今後の状況によっては、取材が事実上不可能になると言うことも考えられる。
「それは、高裁についても変わらないからなぁ。そのあたりについても考えていかなければ」
私は部下たちと共に、話しあって、それらの方針も決めた。




