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ミリオタ嫌いが異世界が舞台のミリタリー小説を書こうとする理由

作者: クレッチマー・サトシ
掲載日:2024/12/21

 俺は山際聡。

 30になるおっさんだ。

 高卒で自衛隊に入隊し。伝手があって民間軍事会社に入社をした。海外勤務だ。

 そして、ウクライナ戦争が始まる前に日本に帰りコネで地元企業に入社した。


 最近、こんなニュースが飛び込んだ。


 ‘‘〇〇知事が熊に爆弾発言’‘


 ああ、なるほど、気持はイタいほど分かる。

 エサに爆薬をいれて殺処分すると言ったのだ。


 猟友会の方々は本当にご苦労な立場だ。

 同情する。


 応援の気持を込めて、とあるSNSに書き込んだ。

 被害を最小限に熊を爆殺する方法だ。



 そしたら。


 詳細は書けないが、


 いわゆるミリオタから嘲笑とも取れる返信が相次いだ。



 曰く。


 それじゃ、薬量が少ない。


 だ。


「はあ?」

 と思って、これでも手首は吹っ飛びますよ。

 と返したら。


 妙な返信が相次いだ。


 専門用語を羅列して。煙に巻く話だ。


 昔は、一つ、一つ、丁寧に疑問を解消しようとしたが、最近は飽きた。

 ミリオタはTNTが好きなのか?何故、TNTを使わないのか?

 そればっかりだ。


 爆発の原理が分かっていないのだ。起爆する方法が分かっていない。

 調べている奴もいたが、区別しなければいけないことを区別していない。

 用語が混乱している。

 面倒臭いから放置していたら。



 その中に一人。猟銃を持っていますと自称する者がいた。


 >私は猟銃を持っていますよ(笑)


 何故、語尾に(笑)と書くのか不明だが。


 >へえ、猟銃を持っているのですか?私は猟銃を知りません。分解して整備するのですか?詳細を教えて下さい。




 途端に返信が途絶えた。

 偽猟友会か・・・・



 日本は危ないな。

 何故、ミリオタは嘘を・・・話を作る?




 ☆ケーキ屋さん。


 知り合いにケーキ屋さんがいる。同級生だ。俺はたまに買いに行く。街のケーキ屋さんだ。

 だが、腕はどっかのパテェシエに引けを取らないと思う。


 SNSについて、聞いてみた。ネットで宣伝しているからな。


「はあ、私も、SNSが怖くて・・・」

「何かあったのですか?吉本さん・・」


 あのね。あの事件があったでしょう。腐ったケーキを売っていた事件・・・


 同業者としても胸が痛くなったの。


 でもね。

 一部、自然食品と保存剤の戦いみたいになって。

 自然派が悪みたいな風潮になったの。


 だから、専門家から見て違う。と訴えたわ。


 例えば、防腐剤を抜いたら、代わりに砂糖などを入れないといけないわ。

 砂糖は保存効果がある。自然派をうたう人達は決して保存をないがしろにしていない。ひとくくりにしないで欲しい。


 とか書いたのよ。



「そしたら、フルぼっこよ。何かのマンガの信者かとか言われたわ。でも、丁寧に誤解を解いてもね。一言だけ罵倒を書いておしまいの人ばっかり。嫌になるわ」


「同志よ!!」

「キャア、手を握らないでよ!」




 俺は自衛隊地方協力本部に行った。知り合いが勤めているのだ。




 ・・・・・・・




 ☆自衛隊地方協力本部



「って、事があったのだ。ネットって。おかしくないか?曹長」


「まあ、そんなものだろう。専門知識以外皆そんなものだ。我らも気をつけなければならない。それよか、山際、予備自に登録してくれ。銃撃てるぜ」


「・・・銃はこりごりだ」


 あの感触、自慢にもならない。

 ミリオタは分かっているのか?



「あのな。防衛は芸術であってはならない。女性でも子供でも分かるものでなくてはならない。

 が、包丁と同じで訓練を受けている者とそうでない者の差はある。それが自衛官だ。

 だから、つい、口を出したくなるのだろうな」


「何か。駐屯地一般開放の時はミリオタがすごいらしいですね」

「まあ、これも仕事だ。武器を間近に見られるのだから興奮するのだろう」




 いや、それでいい。日本は平和だ。



「だけどさ。学校で就職説明会あるべ。これ、法律で認められている事なんだけど、未だに自衛隊を拒否る学校があるのよ。どーしようか」


「さあ、今、自衛隊は人気だから大丈夫ではないですか?」


「でもよ。入りたい人に、1年先輩の新隊員を連れて行って。部隊生活の良い事、悪い事、辛い事を発表させて、甘えをなくす。それでも動じない若者よ。来い!ってやりたいじゃん」


「それ、いいな」



 ・・・・・・



 そんなんで、「なろう」にミリタリーものを投稿する事を思い付いた。


 ミリタリーで検索・・・・



 いや、人気だが微妙だな。そう言えば、ユース時代から野球に打ち込んでいる野球部所属の同級生が、野球マンガのうんちくを見て、『そりゃ、そうだけど・・』と言葉を濁していたのを思い出した。

 そいつは実業団に行った。

 当時、大人気マンガだった。その気持が今になって分かる


 じゃあ、俺の作品の主人公は地に伏し。泥にまみれる作品にしよう。


 物語の主人公は、異世界で銃を召喚出来る。

 しかし、冒険者の群れがやってくる。素人だから、上手く射撃出来ない。

 装填も知らなかった。


 何とか倒し。初めて人を撃った感触に号泣し。


『銃があれば無敵って誰が言ったのよ!』

 と絶叫する・・・・

 その後、転生者の元自衛官の師に出会い。教えを受け。やがて、リーダーになっていく。


「・・・評価低いな・・・・」





 気晴らしに婚約破棄物を書くか。人気だしな。



「・・・何故、これがウケる・・」


 俺的には良い評価だった。

 そうか、俺は読者が求めている事を知らない。

 自己満足はミリオタと同じか・・・


 ライト層を狙って、ミリオタが嫌がる話は出来ないものか。

 日々、苦戦中だ。




 ☆会社



「山際君、君、ウクライナ戦争が終わったら、地雷処理で行くって本当かな?」


「はい、G長、オファーが来ましたが、考えています」


「うわ。伝説の傭兵、山際さんの登場だ!」


 後輩が目を輝かせて、俺に興味を持った。

 悪気はないのだろう。カチンと来た。そして・・・うんちくを垂れてしまった。



「馬鹿だな。伝説の傭兵って・・・ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争ぐらいから、戦争の常識はチョコチョコ変わるのよ。

 伝説の傭兵なんていない。ブランクのある人は新人キャンプから始めたがる。

 それほど、体力が落ち。知識が変わっているかもしれないのだ。それに、戦争が終わった後の地雷処理だ・・」


「えっ」

「山際君!」


 呆気にとられている後輩を見て思った。


 ああ、俺もミリオタと同じか。


「すまない・・・」

「いえ。申し訳ございませんでした」

「いや、これは俺が悪かった」


 謝罪するのが精一杯だった。



最後までお読み頂き有難うございました。


気分を害する方がいたら申し訳ありません。

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