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悩み

 その日の夕食で

 父エディは「よかったな!こんな経験めったに出来ないぞ、俺だって龍には乗ったことないからな!」と酒を片手に嬉しそうに言う。

 しかし俺は、龍に乗ったという興奮、それとバイクが恋しいという寂しさ、両方が合わさりなんともいえない感情になってしまっていた。

 そんな俺を見た母アンが「どうしたのウルフ、悩みでもあるの?」と心配した

「うん、まあちょっとね」

「どうしたんだウルフ!昼間はあんなに興奮していたじゃないか!悩みがあるなら言ってみろ!」

「父さん、俺飛龍に乗りたい、この村には飛龍はいないの?」

「何だ、お前そんなことで悩んでいたのか!だがそれは無理だな、まず飛龍は維持するのにとんでもなく金がかかる」


「この村はそこまでの余裕はないし必要もない、王都への輸送は馬で十分だ、飛龍は馬より数倍速く移動できるが人を1人か2人乗せるのが限界だから物を運ぶのには向いていないしもし運べたとしても、とんでもなくコストがかかってしまうからな」

「そっか、わかった」少し納得した。

「この村には馬より速い移動手段はないの?」

「無い、今のところ馬が1番速いし安い、まあ時間はかかるが飛龍に比べれば格段に安くすむ、お前何か作ってくれ飛龍に変わる移動手段を」と陽気に言った。

 その言葉を聞いてはっとした(そうか、自分で作ればいいのか!)と一気にやる気が出た、前世で機械オタクだったからその知識が役に立つかも!移動手段なら車だよな、だったらまずはエンジンを作らないと!この世界でどんなエンジンが出来るのか楽しみだ、その夜はワクワクしてなかなか眠れなかった


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