第5話:オフで出会った君
私の愛してる人、今もまだ元気で生きていますか?こちらの冬ではどれほど寒くても雪が降らないようです。くれぐれも、ご体調を気をつけて、この寒冬を乗り越えられるといいね!
仕事をなんだかんだ終わらせた、いつも残業させたい店長さんのそばに働いてる自分は、定時で帰れる今日はほんと珍しい。
さっさとエプロンを脱ぎ、携帯をカバンに慌てて入れ、お客さんの笑い声から潜り、海鮮や海水浴場の匂いに満ちている空間から私は逃げ出し、「あ!ヤバい!メイク忘れた!」
電車から降りて、目の前に映ったのは都会ならではのおしゃれな商店街、ほのぼのとした灯りがまばらに瞬いている景色を見えて、癒された、、いやそれどころじゃない!早くどこかドラッグストアを見つけないと!
濃いめに空を一面に染まった夕焼けも月に喰われ、レトロな雰囲気のカフェから漂ってきたコーヒーの苦そうな匂いは私が嗅ぐ、真っ暗な夜がひそかに化粧不全の私を覗いている。
「まあいいか!これでよしっと。」
彼の指定されたラーメン屋は大変人気でいつも行列ができている。やや汚れの付いた制服と合わせるために着たキツい真っ黒なズボンを無理に最大限の張力で走ってきたら、
今日も相変わらずすごい人が、、私は首を俯く、目の前に座っている繁華街の夜景色にぴったり、逆にラーメン屋に最も合ってない、群衆の中、だれよりも輝いてる男子。
「あ、来た、」店員さんはメニューを持って外回って戻ってきたら、笑顔を付いて彼に聞いた。
「今日は何を注文しますか?」
彼は思わず店員さんの手の中のメニューを私に渡す。
「何を食べたい?」
あ、たいよう、、、ゆっくりメニューを向いて見ると、、ヤバい!真っ白や、、何も見えない、どうしよう?!?!
頭も目眩ほど緊張すぎてしまいそうな顔色を見て、たいようが笑った。
「二郎系注文する?」
「わ、わからん、お、おすすめとかある?」
「まあ、最近煮干しは季節限定でやってきたから、俺は注文した。あとは別に好きなラーメンを注文していいよ。」
また選択の権利をこっちに戻してきた、返されても何も返されなかったと同様に、今体まで震えてきた、、、
メニューを見たぶりにして(と言ってもちゃんと見たけど正直何も見えなかった)、迷惑にならないように素早く店員さんに「じゃ豚骨、濃い目で。」
「普通の豚骨でいいの?二郎系は要らない?」
また謎の笑顔で聞いてきたたいよう、あと
「うちの二郎系重いよ、普通に食べれないっしょ?」と私を向いてニコニコしている無邪気な店員さん。
彼をチラ見したらすぐ店員を向いて精一杯苦笑いした自分は本当偉い、「本当そうだよね〜!ハッハッハッ!」
2年前も同じこのラーメン屋さんで二郎系を11分で完食して店長さんにご馳走してもらったことを、
私たちは思わずお互い目が合って、
「やっぱ言及しない方がいいよね!」と言わんばかりな表情でお互いにもニコッと微笑んだ。
多分緊張はしすぎるもので、あっという間に私達の番を唱えられた。
で、着席。
「はーい!お待たせしましたー!」
眼前に広がるのは漫画とほぼ変わらないキラッと光るスープや”天龍麺”という自家製の硬めの太麺をたっぷり入っている。
「今脂肪を落とすダイエット期間中だからこれだけ。」隣に着いている煮干しラーメンのスープはこっちのよりしっかりとしたこってり濃厚系に見えるのに、、、
「そう言われて、、私も頑張らなきゃね!」
2人とも丁寧に謎の笑いをし、頷き合って
「いただきまーす!」
あ、言ったの私だけ、台湾ではそういう文化はないんで。
濃い目でもスッキリとしたスープの味わい、言葉で形容できない弾力のある手打ち麺を挟み上げ、口に運んだ瞬間、専門店ならではの独特な味わいを口の中で静かに広がる。
「どう〜?美味しい?」
「うん、まあ、美味しいけど、そちらの煮干しも一口飲んでいい?」少し申し訳ない顔をし、そんな濃厚にした落ち着いても光る茶色、やっぱ試してみたいよね、、。
「別にいいよ?どうぞ!」
やったー!こっそり嬉しい気持ちを隠し、軽くレンゲを一口の量を入れ、口に運んで、味わう。
、、、、、、、、、あーーーまい!
「おかわりの替え玉をお持ち帰りでお願いしても、、?」
まだ気付かないうちに、たいようさんもう替え玉を頼んだ。
「え?ダイエット期間中じゃない?」
「そう!だから替え玉をお持ち帰りにしてゆっくり家で分けて食べれる。こういうサービスもできる素敵なお店、本当にいいよね!」
満面笑顔で、着こなし上手な若者姿、子供らしき表情、まだ食べ終えてないこの絶品ラーメンと同じ、たまらん。
その夜、私たち一緒に写真を撮れた。
満月の下に、ゆっくり散策気分で、すごく近くにあるバイク駐車場まで歩いてる。
「今日は初めて会えて、すごいなんか、嬉しかった!」
「え?はじめてじゃないよ?」当たり前の口調で、彼は前を向いて返した。
「前回早食い大会でみんなもさめきのことを色々調べた時、俺はもう、知り合ったよ。」
私のこと?どういうこと?