プロローグ:YouTubeで出会った君
「君は、結構強くなってきたじゃないかと、俺は思う。」
沈んだ夕日にどれほど濃いめに染まれても、何年経っても、心の深くの方で強く刻んであるこの言葉は、
かつて早く消えて欲しかったのだ。
* * *
都会に戻ってきた新幹線、果てのない12両編成がだんだん遅く、早食いチャレンジの強く早く狂暴なBGMとは正反対。友達のスマホで激しくてもどんどん消えそうになりながら流れたまま、私は降り、改札口でチケットを入れ、雷のスピードで一瞬出されたチケットを私は取り、田舎の終わりから通り抜け。現実を無情に響かす真っ暗な黒が空を染まり、私を迎え、乗り換えの電車を降りた瞬間広がる景色はいつも通り、雑居ビルでだいぶ遮った。
行き交うの人や車はシンプルに忙しさを伝え、店のドアを震える手で、私は開け、中に入る。
隙間もない満員電車のような混雑ぶり、ビストロの中、鍋に慌てて動いているアリみたいに、一瞬たりとも休まず料理を次から次へと運んだり、行きつ戻りつしているスタッフさん以外、目の前に映ってくるのはだいたいー多くの道具の持っている何かを図っているような、悩んでいるようなおかしい撮影人間。カメラマンにも似てないのに、運んできた料理は古く深く染まれた茶色のテーブルに置かれたまま、あの奴らに無視され、食べる気誰もない、ただただ楽しげに自らのことを話し合って、料理を寂しく見えるようにならせた。
ここは試合の場じゃないよ!と強く宣言し、現場にいる全ての相手を一気に騙せばいいなと言わんばかりな顔、嫌な洗練された空間と真っ逆な雰囲気。既に何かを気づいた友達が眉毛を顰め、時々周囲ほとんど男の撮影人間をチラ見、「大人げない人ばかり、すごく不愉快。」彼女から見た私が凝った空気の中、その一つの隅に、三脚以外道具も支えるもの何も持ってない自分に対し、補光ライトまでしっかり揃える本格的な撮影はいつでも始まれるような賑やかな空間を、私はさりげなく向いて、その中にある大食いにはなってなさそうな男子はネイビージャケットを羽織り、目的もなく、数々大食いの中、立った。
彼の顔や瞳、納得できない奥深い心の中、なんとなく私は暗鬱な眼差しで、凝らして見つめている。
「はいー!お待たせしました!2倍大の冷やし中華ー!」店員の明るさが現場で凝った不安や疑いを破ってしまい、「手がこの機械に置いたら開始、時間をストップするには同じところに手を置いてください。」
一発勝負、本気で真剣に料理に向き合うのだ。
「5、4、3、」雰囲気のちょっと違ったジャケット男子がここを向いて、「2、1、」手を重く強く置き、「スタート!」その一瞬、冷やし中華は滝ほど湧いてきたような、お箸に乗せて止まりのない雷の速度で上がり下がるの繰り返し、「彼女は誰?」「チャンネルはどれ?シェアしてくれ!」
隣の記者も店員も他の大食い選手までも目を惹かれ、カメラも夜空に輝いてる星のように、この同じ暗い空間でキラキラ輝いている。
10秒もかからないうちに、私のチャンネルも見つかれて色んな方々に共有された。
2倍大の冷やし中華の椀、あっという間に底見えるようになり、他の強い選手よりだいぶ遅くても見事に完食し、手を置いて、タイマー停止。
現場の歓声や拍手は広い現場に響き渡る。自分は別に強くないのに、1番早くもないのに、
これは一体、誰からもらった自信や勇気かな、、、、、、
あの憂鬱げなジャケット男子が珍しく口角が上がって、微かな光が彼の頬を照らし、これからの大食いの道、希望や幸運の集まり、彼のどこから響かれ、心澄み切った時点で、未来の私が気づいた、
試合終わって離れても、良し悪しでもこれから一生、、、
離れなくなった、、、、、、