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2話 キリュウアオイ
「ここがアークか、、、」
死角という考えがなくなるほどの監視カメラの数、異常なほどの警備員の数を従え、その建物はまるで世界の王であるかのように新東京の中心に存在していた。
そんな建物を前に突っ立ていたこともあり、案の定警備員から声がかかる。
「おい。なにをしている。」
「今日からここで働くことになった者です、、、」
そう言うと警備員は納得した様子で名前を聞き、アークの中へ案内してくれた。
「今日からここが君の職場だ。では。」
そう言って警備員は部屋の前まで案内し、去っていった。
「・・・アーク第一課。」
そう口にしたの後、扉を恐る恐る開けた。
「失礼しま~す、、、」
そこで目にしたのはただのオフィスのようで大きな違和感で溢れた空間だった。
「嬢ちゃんが期待の新人君かな?」
そう聞いてきたのは中年の髭が似合う男性だった。
期待の新人かどうか知らないが自己紹介をしなければと思い
「今日からここで働く桐生碧です。」