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天才軍師、ゲラゲラコンテストに応募する主君を後押しする

作者: レブナント

ツッコミ「よし、自分で言うのもなんだが結構小説のクオリティが上がって来たきがするぞ。

 大受けしたらいいなぁ」

ボケ「ツッコミ殿! ついに投稿されたのですね!?

 応援に参りましたぞ!」


ツッコミ「応援?」

大勢の兵士達の声(オオオォォ――! オウッ! オウッ! オウッ! オウッ!)

ツッコミ「兵士の大群連れてきてんじゃねーよ! ただの小説投稿で何で兵士達呼んで来るんだよ!」


ボケ「主君の小説は大方改善したとはいえ、やはりツッコミ力が足りませぬ。

 そこでその弱点を補う為、彼らを引き連れてきた次第です」

ツッコミ「連れてきたって……本来の仕事に戻らせろよ! 何やってんだよ!」


ボケ「今です!」

大勢の兵士達の声(ハァッハッハッハ! ヒーッ! ヒーッ! ウキャキャキャキャキャ! ゲハハハハハ!)


ツッコミ「何笑ってんだよ! 馬鹿にしてんのか!?」


ボケ「今です!」

大勢の兵士達の声(ハァッハッハッハ! ヒーッ! ヒーッ! ウキャキャキャキャキャ! ゲハハハハハ!)


ツッコミ「おい軍師よ、軍事は遊びじゃ無いんだからさ……」

ボケ「テレビ番組でよくあるでしょう? 裏の稼業が。

 笑い屋さん、主君の書く様などうしようもなく下らないコントであっても強引に笑いに繋げる手段」


ツッコミ「いや……」

ボケ「申されるなっ! 分かっておりまする。

 これは正々堂々とした戦いとは言えぬ、卑怯な手段であることは十二分に分かっておりまする!

 しかし戦いという物は結果こそが全て、主君を勝たせる為ならば私はどんな悪評をも買って出ましょうぞ!」


ツッコミ「小説は趣味! 兵士達には金払って働いてもらってるんだよ!

 こんな事に使うんじゃねぇ!

 あいつら全員、専業のウチの精鋭兵士達じゃねぇか!

 下らねぇことやらせるんじゃねぇよ!」

ボケ「心配はご無用。仕事としてやらせておるのです。

 何せ今月は30日しかない上に祝日が多く、彼らの契約の最低労働時間150時間を切ってしまいそうなので、時間調整に連れ出しておるのですからして」


ツッコミ「堂々と言うんじゃねーよっ! 少しは引け目を感じろよっ!

 お前ちゃんと普段から彼らの面倒見て訓練させてるんだろうな?

 心配になってきたぞ。

 大体計画性が有れば月末ラスト一週間でこんな無駄な事やらせる必要ねぇだろ!」

ボケ「余裕を持って仕事を終わらせたらさらに仕事を積んでくる主君が悪いのです!

 休める連休に後先考えずにエンジョイしちゃう事こそが至上の策!」


ツッコミ「少しは本音を隠さんかいっ! そして奴らを帰らせろ! 契約の時間未達成で賃金引いとくから」

ボケ「主君よぉ――! お考え直し下さい!

 私は彼らの懇願を受けてこのような手段に出ております。

 もしここで私が彼らの要求を達成出来なければ……そんな軍師を彼らが果たして慕いましょうか?

 私の指令に果たして今後従いましょうか?」


ツッコミ「いや、全部お前のせいだろ。 大体お前の仕事っぷり見て前から思ってたけどさぁ」

ボケ「今です!」

大勢の兵士達の声(ハァッハッハッハ! ヒーッ! ヒーッ! ウキャキャキャキャキャ! ゲハハハハハ!)


ツッコミ「……はは、今俺何か面白い事言ったっけ?」

ボケ「今です!」

大勢の兵士達の声(ハァッハッハッハ! ヒーッ! ヒーッ! ウキャキャキャキャキャ! ゲハハハハハ!)


ツッコミ「あっはっはっは。あのさぁ……布団が吹っ飛んだ」

ボケ「今です!」

大勢の兵士達の声(ハァッハッハッハ! ヒーッ! ヒーッ! ウキャキャキャキャキャ! ゲハハハハハ!)


ツッコミ「はっはっはっはっは! ひゃっはっはっはっは(バンバン)」

ボケ「いかがです? ごゆるりと投稿して下され主君よ。

 彼らは休日出勤すらをも厭いませんぞ」


ツッコミ「今だっ! ほらっ!」

大勢の兵士達の声(ハァッハッハッハ! ヒーッ! ヒーッ! ウキャキャキャキャキャ! ゲハハハハハ!)

ツッコミ「プフッ、ヒッヒッヒッヒッヒ!(バンバン)」

ボケ「……主君殿?」


ツッコミ「ヒーッ! ヒーッ!」

ボケ「いかんな。思い返せば主君は場の雰囲気に流されやすい。

 いや、それどころか誰かが何かを言うたびにそちらになびいてしまうお方であった。

 この笑いの同調圧力、主君には刺激が強すぎたやも知れぬ。

 ここはやはり抑えるべきか」


ツッコミ「フヒッ、ウヘハハハハ!」

ボケ「主君よ! 正気に戻られよ!

 兵士達に関してはあくまでもこういう手段もあるよとツッコミ殿に示したかっただけなのです。

 他にも感動シーンなどで、ドラマや映画、アニメではBGMの力を利用して強引に人の感情を引き起こす手段も使われます。

 そうすると実際は大したシーンでもないのに泣いたり笑ったりさせる事が出来てしまうのです。

 ご理解頂けましたかな?」


ツッコミ「それでか! ちょっと前に俺があの番組で号泣しちゃったのは!」

ボケ「ほぅ。一体どんなドラマのどんなシーンで泣かれたのです?」


ツッコミ「5人組の戦隊物で、グリーンの隊員を助ける為に心優しい怪獣が必死で走るシーン」

ボケ「主君は一体何歳児ですかっ!」

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