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マグナムブレイカー  作者: サカキマンZET
第4章 覇気使い四天王。
171/171

第171話 リメイク戦闘、空手家&ボマー対パーマ。

久し振りの更新となります。

吹雪の挑発に、内藤は口角を歪めて笑った。

「対応した? ははっ……それは“今見えてる手札”に対してやろ?」

「……何が言いたい」

「爆破の覇気=爆発、って思い込んでる時点で、お前はまだ甘いんや」

 内藤が一歩、前へ出る。  その足取りは軽く、まるで散歩でもするかのようだった。

「爆破ってのはな、起こすもんやない。起こさせるもんや」

「!」

 その瞬間、吹雪の足元――いや、空間そのものが歪んだ。

「空気中の微粒子、振動、圧縮……条件が揃えば、爆発は“勝手に起きる”」

「チッ!」

 吹雪は反射的に跳躍し、氷の足場を空中に生成する。  だが、遅かった。

 ドンッ!!

 空中で爆ぜた衝撃が、吹雪の身体を横殴りにした。

「ぐっ……!」

 咄嗟に氷で覆ったものの、衝撃は確実に内側へ届いている。  肺が軋み、視界が一瞬白んだ。

(空中でも……来るやと!?)

「言うたやろ? 地雷だけやない」

 内藤の両手が、淡く赤黒い光を帯びる。

「お前が凍らせられるんは“物質”までや。せやけどな……」

 バンッ!

 今度は、吹雪の背後。  退路を読んだかのような位置で、連続する爆圧。

「概念までは凍らせられへん」

「……っ!」

 吹雪は歯を食いしばり、氷を砕くように自ら解放する。  防御を捨て、前へ――突っ込んだ。

「上等や……!」

 氷の覇気が一気に膨張し、周囲の温度が急降下する。  爆圧によって熱を帯びた空気が、強制的に冷却され、爆発の連鎖が鈍る。

「はっ……!?」

「“起こさせる”なら、その条件ごと潰せばええだけやろ」

 吹雪の目が、完全に戦闘者のそれへと変わる。

「俺はな、五年間……何も考えずに強くなった訳やない」

 一歩、また一歩。  内藤との距離が、確実に詰まっていく。

「奪われて、壊されて、それでも……戻ってくるために、考え続けてきたんや」

「……」

 内藤は笑みを消し、初めて構えを見せる。

「せやから――」

 吹雪は低く息を吸い、吐いた。

「ここからは理屈の上やなく、覚悟の上で殴り合おうや」

 その瞬間、遠くで岩が砕ける音が響いた。

「……忘れとらんよな、吹雪」

 立ち上がった竹島の覇気が、再び大地を震わせる。

「この場は三人や。お主一人で、背負いきれる修羅場ではない」

 吹雪は、ちらりと二人を見て――ニヤリと笑った。

「背負うんやない」

 氷の刃が、両腕に形成される。

「叩き潰すだけや」

 覇気が激突し、夜の街が軋みを上げる。

 ――決戦は、ここから本番だった。

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