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あなたはどのきょーかがすき?  作者: ひなた
しょーねんしょーじょ
147/189

しゃかい

 少女は”愛”を追求していた。


 興味を持ったものを究めた。そうすることにより、愛が手に入ると信じていたから。

 好きと言う気持ちを貫き通した。それが愛なのだと信じていたいから。


 たとえ相手が作り物でも構わなかった。


 それが自分の好きなもの。それならば構いはしなかった。



 少女は”夢”を追求していた。


 興味を持ったものを極めた。そうすることにより、夢に近付けると信じていたから。

 好きと言う気持ちを貫き通した。それが夢になると信じていたいから。


 たとえ叶うことのない物でも構わなかった。


 それが自分の好きなもの。それならば構いやしなかった。



 寂しかっただけなのかもしれない。


 才能を持って生まれた少女には、人が寄り付かなかった。


 だから孤独を紛らす為、感情を持たないものに愛を預けた。

 拒絶されてしまうのが怖かったから……。



 少女は”美”を追及していた。


 興味を持った者を手にする為。そうすることにより、自分の幸せを知ることが出来ると信じていたから。

 好きと言う気持ちを貫き通した。それが美しさだと信じていたいから。


 たとえそれが自らの理想と異なっていても構わなかった。


 それが自分が求めるもの。それならば構いはしなかった。

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