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メメント・モリ

作者: アッカ

貴方のおっしゃられた通りでした。争いを除去した平和をつくるためには、やはりその過程において、争いは必須なのです。

わたくしは今、貴方のビスクドールのような白い肌を撫でながら、後悔しております。これはもう、ただの器で、貴方はご自分の器を上の世界から眺めているのでしょう?

わたくしの下で、敷き詰められた色とりどりの花々が、わたくしの器の重みで悲鳴を上げているのが聞こえます。

もう少しすれば、重みはほんの少しですけれど、軽くなることでしょう。

ねぇ貴方、こわくはありませんよ。私も共に参ります。貴方と同じ、棺の中で。共に。

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