第18話:お風呂だあああああ!
※ちょっとエッチです
やりすぎてないか心配なのでまずそうだったら教えてください
「……巨乳が浮いてる」
冒険を終え、一応ではあるが軽く見回りをして帰ってきた後。
流石に汗をかいたので、学院寮に設置された風呂に入ることにした。
そして入ってみれば——大浴場のお湯の中には巨乳が4つ浮いていた。
「おや、アトラ様じゃないですか」
「アトラちゃんだ~」
俺の知り合いの中で、レキとノルナが最も豊かな胸を持っている。
大浴場は既に何回も利用しているが、ノルナは珍しい。
曰く、時間帯があまり合わないのだそうで。
にしても……こうして比較するとよく分かる。
「レキちゃんの勝ち、だね」
「ん~? 何の話?」
のぼせているのか、少しぼんやりした様子のレキ。
聞こえてないのなら良いのだ。知らないほうがいいこともある……
「立ち話は風呂でするものじゃないでしょう。お早めにシャワーを浴びてこちらに来てはどうです?」
「それもそうですね」
ノルナの言葉に従い、シャワーを浴びようと椅子に座る。
すると鏡に映るのは、一枚のタオルを片手に持って女湯にいる俺。
それと——胸だ。
大きいとも小さいとも言えないサイズだが、形は整っている。
中心には、2つの桜色の蕾。
そっと指先で触れれば、ゾクゾクと震えるような感覚が神経を伝う。
あぁ——転生させてくれた神様、ありがとう……!!!
「さて、まずは髪からかな」
シャワーで全身を濡らし、シャンプーを適量取って髪につける。
泡の感触で頭皮を刺激すると、1日の疲れが落ちていくような気がした。
金色の髪は手入れしなくてもサラサラだが、しっかりと洗髪した日は雪のような質感になる。聖女は髪まで聖女なのだ。
「そして……身体」
ボディソープを手のひらでよく泡立たせ、首元から下に向かって広げていく。
胸、背中、腹……と続き、不意に下腹部が視界に入った。
ここは……何も言うまい。
乙女の秘密というやつだ。
ただ一言言うなら、それは新品のノートのよう——なんてね。
全身を洗い終わり、サッパリした心持ちでついに湯船に浸かる。
大体40度くらいの温度だろうか、ちょうどいい熱さだと感じた。
「ふぅ……外で動いた後のお風呂は最高だなぁ〜♡」
偶然にも、ここには俺たちしかいない。
他にシャワーの音もなく、お湯の流れる音だけが浴場の中を駆け巡る。
「訓練や戦場の後の風呂は、確かに格別です。あらゆるものが取り払われるような気分になりますし」
「お風呂は善だよぉ〜」
いつにも増して二人がぽわぽわしている。
温かい表情、とでも言うべきか。
蕩けた顔で湯船に浸かっている。
無論、俺も最高の気分だ。
桃源郷に合法でいられるなんて、性別が変わらないとあり得なかった。
一糸纏わぬゲームの美少女を眺められるとは、大勢のゲーマーたちに恨まれるだろう。
はっ、バーレイグもざまあないぜ!
「では、私はそろそろ出るとしよう。のぼせてしまいそうだからな」
「そうですか。おやすみなさい」
「あぁ、おやすみなさい」
立ち上がったノルナは、そのまま浴場を去っていった。
だが、その後ろ姿——から少し視線を落とした部分を見て、ふと言葉が漏れる。
「……こっちはノルナの勝ち、か」
「アトラちゃん……???」
前門のレキ、後門のノルナ。
なんとも素晴らしい……
「あ、アトラちゃんとレキちゃん!」
「あっ……」
と、その時。
ノルナと入れ替わるようにして、緑髪の天然系美少女と、紫髪の内気な美少女がやってきた。
「よし、ミリアとノエルには勝った」
「え、わたしが何?」
「なんでもないよっ。こっちで待ってる」
二人も身体を洗い、奇しくも一つの浴槽に生徒会のメンバーが勢揃いとなった。
ミリアはそこそこ。
慎ましくも美しいのは性格だけではなかった。
その一方、ノエルはすごい。
薄い気配と同じ程度の薄さ。
これには全ロリコンが喜ぶのではないかと思う。
「あたし、ちょっとのぼせちゃったかも~」
ふわふわの、酒を飲んだかと思うほど呂律の回っていない声でレキが俺に寄りかかってくる。
途端に、俺の身体はみっちりとした感触に包まれた。
脳がぼんやりしてしまいそうな、魅惑の塊。
……さぁ。今こそ、もう一度唱えよう!
ここは、真なる桃源郷だ——と。
◇
「ふへへぇ……」
そろそろ心配になってきた頃。
レキは「アトラちゃんの部屋に行きた~い」なんて言い出すものだから、介抱するのに丁度よいと思って、二人で俺の部屋に向かっていた。
「お酒とか飲んでないんだよね……!?」
どう考えても、脳が正常に機能していない。
毒でも仕込まれたか、それとも魔法か。
生憎と催眠魔法なんてエロ……便利なものは、全年齢ゲームであったノクス・デラージュにはないので、原因がよく分からない。
「ほら、着いたよ」
「ありがと~、さすが善なアトラちゃんだね~」
脳の片隅に、違和感が生じた。
さっきから妙に、《《善》》という言葉を言っている気がする。
聖女なのだから善であり正義であることに疑問はないのだが、レキが言うのはどこか不自然に思えたのだ。
「ベッドに座って良いよ。ゆっくりしていって」
「うん……」
今度は眠たげな表情でベッドに座り込んだ。
小学生の娘を持った気分だが、それにしては色々と大きすぎる。
「とりあえず……レキちゃんの制服、持ってくるね」
もしかしたら、今日は二人で寝ることになるかもしれない。
となると、制服くらいは持ってきておいた方が良いだろう。
「うん……」
——その声は、やけに近くから感じた。
背中に、2つの柔らかく温かい感触がある。
さっきまで幸せの根源だっただろうそれは、押し付けられる重さがかえって恐怖を呼び起こした。
ベッドに座っているレキとの距離は数メートル。
《《耳元でするはずがない》》。
「なっ——」
脳内で警鐘が激しく鳴り響く頃には、もう遅かった。
みぞおちに、ペンが突き刺さっている。
それを握り、刺したのは——間違いなくレキだった。
「面白い!」「続きが読みたい!」
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