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74 意識を取り戻した彼は目をひんむかせる


ポロックはまたサファに来ていた。そして、レノの元へ向かっている最中だった。当たり前のようにそよ道中は大歓迎の嵐なのだった。

そんな中で、微かに聞こえてくるのはアクアスの噂だった。アクアスがどうのこうのという話がわずかに聞こえてきて、めちゃくちゃ気になっているポロックがいるのだった。


なんじゃろ。

なんかアクアスも有名人になっとるみたいじゃ。

誰かに話でも聞いているか?

ワシなら別にその話を聞いたとしてもそこまでおかしくないじゃろうし、このままなにもわからんままというのは気持ちが悪いからな。


「すまんが、今、『アクアス』と言っていたか?」

「あ、はい。それがどうしたんですか?」

「なんの話をしておったんじゃ?気になって」

ポロックは話をしている背中に声をかけた。つまり、向こうはまだ話しかけてきた相手がポロックであることに気付いていない。


「あ!ポロック様!」

と、そのカップルは驚いて声を出す。

さっきまでも人だかりができていた。

が、その声によってそれはもっと大きくなるのだった。仕方がないので、その中で、会話を試みるポロックなのであった。有名人であることは時に面倒なのだった。


「すまない。教えてくれるか?」

「わ、わかりました……えっと、なんの話ですか?」

「アクアスの話じゃ。いきなりすまん」

「えっと、アクアスさんがとある盗賊に捕まったって話があって、それを俺たちみんな噂してたんです。結局はみんな彼の話に夢中に……って、あれ?どこ?」


マジか!!

こんなことになるとはあまり思ってなかったぞ!?

ワシはとにかくアクアスを助け出すために動くことにした!

まだ生きてるはずじゃろう?というか、あの三人が居たのにどうしてこんなことになるんじゃ?復活魔法もできるはずじゃし、技の威力も悪い物ではなかった。


どうなっとるんじゃこれは。

しかし、どうやって探せば……

――もう、しらみ潰しに行く以外にはなさそうじゃな。どうせ誰かに聞いても正確な場所はわからんじゃろうし、こうなったらワシがこの周辺を探し回るしかない。


ポロックは人がいないところで紫雷に変わった。

そして、空から地上の景色を眺める。

すると、アクアスの魔力のような物を感知した。

なので、それがあった山まで降りることにする。すると、そこには明らかになにか悪いことをしている組織が使っていそうな洞窟があったのだった。


深い森は人里離れた場所にあった。

それは悪いことをするにはもってこいの場所だった。

誰も通らないような場所。

そこには確かにアクアスの魔力の気配があるのだった。責任を感じていたポロックはすぐにそこへ潜入する。もちろんそれは紫雷の状態だった。


全く!なにがどうなっておるんじゃ!

普通に考えればリアたちも倒されたということになる。

が、ワシには到底それが信じられん。

となると、もしかすると、またやってしまったのか?ワシはまた人を見る目がないという特性を発揮してしまったのか?


だとしたら最悪すぎるぞ。

ワシだけじゃったらまだよい。

が、アクアスまで巻き込むことになったとしたら最悪じゃ。

どう考えてもワシの失敗ということになるではないか!どうすればいいんじゃ!ワシは!まだ生きている気配はある。なにがなんでも救ってみせるぞ!


ポロックは魔力が強い場所まで移動してきた。

そこには牢屋があり、アクアスだけが閉じ込められている。

それを見て疑惑が確信に変わった。

やはり、アヤツらは悪いヤツらだったのじゃ。というか、なんでそんなヤツが城に勤めておるんじゃ!?これもうこの国も結構ヤバイじゃろ!普通に考えて!


「だ、ダメだ……幻覚が見えてきた……」

「おい!アクアス!大丈夫か!今助けるぞ!」

「ポロックさんの幻想が見える……死ぬ……」

「本当に助けに来てるぞって!」

ワシはその鉄格子を思いっきりこじ開けた。そして、中にいたアクアスを助け出したのじゃ。なんじゃか色々とお騒がせなヤツじゃ。


「大丈夫か!今回復魔法を唱えるぞ?」

「本物か?それとも、三途の川?」

「ほれ!どうじゃ。もう大分治ったはずじゃろ?」

「……ポ、ポロック様!?助けに来てくださったのですか!?」

「なにがあったのかは知らんが、本当にすまなかった。ワシのせいで死ぬかもしれないところじゃったな。ところで、本当になにがあったんじゃ?聞いてもよいか?」


瀕死だったアクアスの怪我をあらかた治したポロック。

もう十分に会話できる程度には治っていた。

意識を取り戻した彼は目をひんむかせる。

こんなよくわからない場所にまでポロックが助けに来てくれたことがあまりにも信じられなかったのだ。何度も祈ったポロックの登場が、本当あるとは思っていなかったのだ。


二人はこの洞窟の奥の方で会話をしようとする。が、そこへ迫ってくる多くの影。ポロックはそれを察知して、アクアスを置いて彼らに仕返しをしてやろうと考えていた。




ちょっと寝たらお正月です!

皆さんもお元気で!

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