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宇宙船のスクールルームにて  作者: かあなび1
第六部 アルゴル星の惑星にて
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再会 その2

 ロレンツォ!!


 次の言葉が出てこない。私の中のロレンツォは、エレメンタリーの2年生だ。しかも、1か月ほど前にあったばかり。目の前の青年は、21歳になる青年で、しかも、微妙に面影があるものの、ほとんど知らない人みたい。


 サクラコ!!ちっとも変わらないね。ひさしぶり。

 

 向こうは、14年前の記憶と同じ私に、懐かしそうに微笑んだ。1か月で変わるわけがない。


 お互い、次の言葉が出てこない。


 来てくれてありがとう。お茶、出すから、座って。

 

 ここは、宇宙船じゃないから、飲食自由だ。キッチンのシステムで注文すれば、淹れたてのコーヒーが出てくる。ワンルームだから、キッチンは、キッチンコーナーで、取り出して運ぶのだけ、人力だ。


 サクラコ、発見されてよかったね。俺、知ってる人、サクラコのお母さんと、父の知り合いの伯父さん一人だけだったから、知らせを聞いて、すごくうれしかったんだ。サクラコに教えてもらった無重力バスケット、今も続けているよ。仕事しながら、チームに所属してるよ。


 コーヒーを飲みながら、近況を話す。

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