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宇宙船のスクールルームにて  作者: かあなび1
第四部 無重力バスケット
18/31

無重力バスケット SBC

 ねえねえ、サクラコ!!

 無重力って面白いね!!僕、ジェームスとカーリムを誘って、男の子の3人制チーム作ろうって思ったんだ。ジェームスはいいよって言ったけど、カーリムは絶対いやだっていうんだ。仕方ないから、リッカルドを誘うことにしたんだ。どうせ、この船、地球型のサッカー場ないし。いっしょにやるエレメンタリーの子もいないし。

 リッカルドとかけをして、負けたら無重力バスケットチームに入るって約束させて、かけに勝ったんだ。今度の土曜日の3時から、3人制のコートをパパに取ってもらったから、コーチしてよ。

 サクラコがコートを飛び回るの、最高にかっこいいから、二人も、すぐに無重力バスケットにはまるよ。僕は、もう夢中だよ!!


 金曜日の1時限が終わった途端、ロレンツォが話しかけてきた。コートの貸与責任者もロレンツォ達のパパがやってくれるらしい。子供だけじゃ、貸してくれないからなあ。ロレンツォ、手回しいいね。ソユンとソヨンにも、声をかけて、スクール・ルーム・無重力バスケ同好会を立ち上げるか。


 とりあえず、土曜日に第1回練習会を開き、ボーイズチームは、私たちの勇姿に釘付けになった。そのあと、ルームを飛び回り、大喜びで解散。土曜日の夜に、6人の親、8名で(兄弟が2組いるから)会則を決め、SBC(Schoolroom Basketball Club)が成立した。練習日は、火・木(スポーツの時間)・土で、火・土はコートの貸与責任者を当番の保護者で交代に。キャプテンは、私、サクラコ。


 宇宙船で、こんなにしっかり無重力バスケットができると思ってなかったので、すごくうれしい。

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