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宇宙船のスクールルームにて  作者: かあなび1
第一部 まずはプロローグ
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プロローグ

 ああ、パッチワークなんて選ぶんじゃなかった。

 この課題は、家族ブースに帰ってからも作業をしないと、提出日に間に合わない。パパの転勤でアンドロメダ銀河の8番目の恒星にある惑星から、ペルセウス座のアルゴル星の惑星へと惑星間移動をすることになった。

 現代の科学でも、移動に一年半かかる。その間冬眠スリープする装置も開発されているが、こうして普通に過ごしながら移動する航路もある。冬眠スリープの安全性に危惧があり、両親はこの船を選んだ。

 家族ブースには、居間、客間、夫婦用寝室、子供用寝室がある。単身ブースは、居間兼客間と寝室だけらしい。食事はすべて共用食堂、ほかに娯楽室と、操縦室等と、ご丁寧に、スクールルームがある。先生は、一人。学習用デスクが10組。150人乗りのこの宇宙船に、小学生が5人と中学生が3人いて、私が最年長。プログラムは、すべてコンピュータだが、先生が指導補助や調整、管理をしている。

 週5日、一日3単位。一年で15単位。この航海が終わると卒業で、後はペルセウス座のアルゴル星で職業を選びそれに合わせた専門学校に進学予定だ。何かを手作りする単位(創作技術2単位分)のために、面白そうだと選んだのが、パッチワークだ。半分はできている。今さら変更できない。


 宇宙船の中のスクールルームとはいえ、学校は学校だ。ここでの生活を語っていこうと思う。

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― 新着の感想 ―
細かい指摘ですみません。 「惑星間移動(旅行)」というのは同じ星系にある惑星の間を移動(旅行)する場合に使う言葉だと思います。この場合は星系どころか銀河系が異なっていますから、「銀河間移動(旅行)」と…
ちょっとお聞きしたいんですが、私は日本人じゃないんですけど、日本の人たちは私を受け入れてくれるでしょうか? (・–・;)
... Andromeda Galaxy... (・_・;)
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