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プロローグ

私の名前は(かえで)。私には、幼稚園の時からの幼馴染がいる。私が生まれた時から家が隣で、親子ともに仲のいい千秋(ちあき)だ。学区が私の家と千秋の家の真ん中で分かれているので小学校は別々だった。だが、自分から聞くこともないので、あまりお互いの素性を知ることはなかった。同じ塾で中学受験の勉強をしていたが、毎回千秋のほうが定期テストの点数が高く、1回もテストで千秋に勝てたことはなかった。そして、私たちはなんとか中学受験に合格し、同じ学校に通うことができるようになった。しかし、私たちが通う中学校は、西水無月(にしみなづき)という地区にあり、ここからは歩いて二時間以上かかる場所だった。そこで私たちの親が考えたのが、同居作戦だった。私と千秋の両方の親がローンや生活費を半分ずつ出すことで、親にかかる負担を半減するというものだった。私も千秋なら私と同じ男子なので安心だと思った。親は「将来のために」とかわけのわからないことを言いながら、一戸建てを30年ローンで購入した。どうやら、大人になったら私たちがローンを返さなきゃいけないらしい。勝手に購入して私たちに払わせるのはどうかと思ったが、実際役立つので、なんとも言えない気持ちだった。そして私と千秋の同居生活が始まるのだった。

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