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第四十四話 久しぶりの姿


 学園にデストリンガーと名乗るテロリストが現れてそれを倒すヒーローでは無く人質となってしまったカンナはクラスメイトの教室から離れてカリータとリナと共に別の部屋へと移動させられていた


 テロリスト1「ここでいいだろ、おら!!さっさと入れ」


 テロリストの男は三人を引き連れ小さな実験室へと入ると四人の男達が待ち構えていた


 リナ「……ここは」


 カリータ「あなた達の目的は何なのよ」


 テロリスト1「言う訳ないだろうが」


 テロリスト3「人質にしては強気な嬢ちゃんが来たな、おまけに立場が分かってないようだ」


 男はニヤリと笑いカリータ顔を掴んでじっくりと見つめている


 テロリスト3「顔は結構良いじゃないか」


 カリータ「離して」


 テロリスト1「おい、あまり遊ぶなよ……といってもまだ時間があるから少し待っていろ 学長の動きが遅いみたいだからな」


 テロリスト4「各クラスで人質を確保しました、先生達の動きはどうでしょう?」


 目的は分からないが生徒を人質にとり学長達の動きを伺っているようである


 カンナ(デストリンガー……こいつらは一体どんな目的が……この街、学長……瘴気 まさか)



 カンナ「まさかとは思うが瘴気を覆う結界を外すつもりなのか?」


 これまでの生活から瘴気の場所を見学したカンナはまさかの可能性を思いつきテロリストに問いかける


 テロリスト1「……勘のいい女だ」


 カリータ「何て事を……」


 リナ「そんな事したらたくさんの人が……」


 テロリスト1「人質は黙っていろ……そろそろ時間だな そいつらを連れて行け」


 テロリストがそう言うとリナを残したカンナとカリータが腕を拘束されて別の場所へと連れていかれる


 リナ「カリータさん、カンナ!!」


 テロリスト1「他人の心配するなんて余裕じゃないか」


 心配するリナにテロリストは銃口を向けて黙らせて二人を見送る


 連れていかれたカンナとカリータはまた別々の部屋に入りテロリストと二人きりになってしまっていた


 カンナ(調査以前にテロリストが来るなんて聞いてないぞ……この時の為にルーゼさんは飴を用意してくれたって事になるけど……本当に元に戻れるんだろうな)


 テロリスト5「お前いい体してるな」


 そんな事も知らないテロリストはカンナの体をいやらしい目で見ておりカンナも嫌悪感を感じていた


 カンナ「……なんですか」


 テロリスト5「もしかして初めてだったりするのか」


 カンナ「初めてって……一体どういうことなの?」


 テロリスト5「せっかく良いもの持ってるのに経験が無いなんて勿体無いやつだ……こんな時に小便したくなるとは大人しくしていろよ」



 テロリストはそう言い残してカンナを縄で拘束して部屋から出て行く恐らくすぐに帰って来るだろうが少しの時間さえあれば充分だった


 カンナ「今だな、頼むぞ……」


 カンナは咥えていた飴玉を噛み砕いて飲み込んだ、この飴玉を飲む事でしばらくの間元の姿に戻れるのである


 そうして細かった手足は太くなり筋肉質な肉体に戻りカンナではなく元の海斗の姿に戻っていた


 海斗「よし……元に戻ったな、取り敢えず縄を引きちぎってと……あとは姿が見えないように着替えだな」


 体は元にもどったが服は女子生徒のスカートと制服なので今の姿は見るに耐えない状態だ、そこであらかじめ用意していた服があり制服を脱いで自分の影に手を伸ばして黒いマントを取り出し着替える



 黒いマントは顔がよく見えないようになっており斉藤達などのクラスメイトにバレないように密かに作っていたのだった


 海斗「今は魔力が使えないから叩き潰すしかないか」


 黒いマントを纏った海斗はテロリストの男が帰って来るのを待っておりしばらくすると……


 テロリスト5「ふう……誰だおま」


 男が帰ってきて部屋の扉を開けた瞬間に口を抑えて引きずり込む


 男は喋る暇もなく海斗に顎を殴られて気絶したので縄を取り出して縛りあげる


 海斗「そんなに強くはなかったな……次はカリータのとこに行くか」


 海斗は男の服から拳銃を取り出して次はカリータがいる部屋へと助けに行くことに決めた


 一方でカリータもカンナと同じようにテロリストと二人きりの状態となっており今にも襲われそうになっていた


 カリータ「いやだ 辞めて……体に触らないで」


 男は太ももから頭までをじっくり撫でるように触りカリータは体を捻らせて抵抗しようとするが手足を拘束されており無駄な事だった


 テロリスト3「俺は生意気な女を屈服させるのが好物なんだよ おら胸をだしてみろ」


 制服のボタンを外して服を脱がせると青色の綺麗な下着を着けておりカリータは泣き目になっている


 カリータ「辞めてください……男の人に見せた事なんて無いのに……」


 テロリスト3「その顔 良いじゃないか」


 カリータ「誰か……助けて」


 男がカリータの胸に手を伸ばそうとした瞬間に部屋の扉が勢いよく開きマントを纏った海斗が入ってくる


 テロリスト3「今良いところなのに邪魔すんじゃ……」


 後ろを向いており海斗ではなく自分の仲間だと勘違いしたテロリストはゆっくりと振り返ろうとするが飛んできたのは海斗の拳だったのだ


 テロリスト3「ぐぉっ!? 何だテメェは」


 海斗「……(なんだろうな まあいいや話したところでだな)」


 テロリスト3「何か言ったらどう……」


 何も言わずに懐に潜り込み腹に一撃と顔面に強力な張り手を打ち込み男を気絶させ縄で縛り上げる


 カリータ「あっ……ありがとうございます」


 海斗「うん、無事で良かった」


 カリータ「あなたは一体誰なんですか?何で私を助けてくれたのですか」


 海斗(質問責めは困るな……適当に言っとくか)


 海斗「名乗れる名前は無いよそれに俺はあいつらが嫌いなだけだ」

 


 個人的な理由に怪しむカリータだが助けてもらった事実は変わらないので謎の黒マントの男を信じるしかなかった


 カリータ「……そうだ、すぐ近くにカンナさんがいるからその子も助けて!!お願いします」


 海斗「(俺の事か)大丈夫、黒髪の大きな子はさっき助けて安全な場所に運んだから心配しないで」


 カリータ「そうですか……良かった」


 色々と話してカリータが安心した瞬間に誰かが部屋へと入ってくる


 海斗は敵だと感じて身構えるが入ってきたのは敵ではなく少し傷付いたシドウが入ってきた


 シドウ「カリータ!!無事か次はお前が敵か」


 シドウは勘違いして次は海斗に攻撃をしようとするがカリータが必死に止めて説得する、必死なカリータを見たシドウはすぐに納得して海斗を味方だと認識したようだ


 シドウ「見た感じお前も魔力を使わなくてもある程度戦えるタイプのようだな」


 海斗「まあそうだな……それよりもこの学園はどんな状況になってるんだ?学長達は大丈夫なのか?」


 シドウ「お前が協力してくれる事は分かったから状況を教える 今は学長を含む先生はテロリストに部屋を占拠されて身動きが出来ない状態らしい」


 カリータ「らしいって 先生もその場にいたのではないのですか」


 シドウ「俺はサボッ……じゃなくてトイレに行ってたら学園がこの有様だったんだよ」


 カリータ「そうですか」


 シドウ「信じてないな……まあ良い取り敢えず今はリナがいる所へ移動するぞカンナはどうした?」


 海斗「俺が安全な場所へと移した、信じてくれ」


 シドウは海斗の言葉を信じてリナがいた場所へと戻る、リナがいた所にもテロリストがいたのだが誰かが戦った後がありテロリスト全員が縄で縛られていた


 リナ「カリータさん!!無事だったのですね」


 こちらに気付いたリナは一人で不安だったのか泣き目になってカリータに抱きつく


 カリータも緊張の糸が切れて安心したのかリナを抱きしめると同時に泣いてしまう


 シドウ「リナ……一人にさせて悪かった、カンナも無事みたいだから安心してくれ」


 リナ「はい……ありがとうございます、それでこの人は?」


 シドウ「何か知らんが味方なのは確かだから安心しろ」


 海斗「よろしく……それでこいつらはあんた一人でやったのか?」


 シドウ「まあな、少し苦労したが大した相手じゃなかったぞ」


 シドウも魔法を使うタイプでは無く魔力がなくても関係ないようで三人相手でも問題が無いようだった


 海斗「それでさっきの続きで学園はどうなってるんだ?」


 シドウ「そうだったな 学園はデストリンガーに占拠されてて魔力が使えない結界が張ってある 学長が言うにはその結界を張ってる奴らを叩き潰してほしいって指示があった」


 海斗「指示?学長は話せるのか?」


 シドウ「お前は知らないかもしれんがこの学園の先生はこの腕輪でお互いに連絡を取ることができるようになってる」


 シドウが袖をまくると銀色の腕輪をしており真ん中に赤色の宝石が埋まっていてそこから魔力の流れで会話を可能にする道具のようだ


 海斗「そうか……それで魔力が使えるようになれば後は学長がどうにかしてくれると」


 シドウ「そういう事だ……まさか俺以外にも動ける奴がいたとは驚いたけどな……この学園のために協力してくれるか?」


 珍しく真剣な顔になっているシドウは海斗にお願いをする、海斗は元々そのつもりだったので頷いて協力する意思を示す



 シドウ「ありがとうな、早速二手に別れて行動だ あとこれを受け取っておけ」


 シドウは赤い宝石を放り投げ海斗はそれを受け取る


 シドウ「それに話しかければ俺に連絡できるが今の状態だと近い距離じゃないと効果はないがそれでも色々と便利なやつだ 失くすなよ?」


 海斗「了解 それで作戦は?」


 シドウ「まずはクラスの人質を解放する事が優先だ、お前はこの真上にあるCクラスの人質を解放した後に結界を貼っている奴らを探しだしてぶっ飛ばせ 他のクラスは俺に任せとけ」


 海斗「この真上にあるクラスだな?了解した」


 シドウ「そこが一番分かりやすいからな 後何か異変があれば連絡しろ 良いな?」


 この言葉を最後にシドウは部屋から飛び出して生徒を救出しにいく、海斗も部屋から出ようとするとカリータが服を引っ張って引き止める


 カリータ「あの……私達はここで待ってたら良いんですか?」


 味方が居なくなるので不安になるのかカリータは震えた声で海斗に話しかける


 リナ「よく分かりませんが……行かないで……ください」


 それはリナも同様のようで置いていけるほど海斗は冷酷にはなれずに少し考え



 海斗は影から笛を取り出してそれを鳴らす そしてしばらくすると海斗影の中からフェンリルが飛び出してきて頭を擦りつけてくる


 海斗「フェンリル……また大きくなったなアリスが上手く世話をしてくれてるようだね……今はそんな事よりもこの二人を敵から守ってくれ 頼む」


 フェンリル「ガウっ」


 フェンリルは頷きリナとカリータの前に立つ


 海斗「もし何かあったらフェンリルが何とかしてくれるから安心してくれ……それじゃ」


 そう言い残して海斗は部屋から飛び出していった


 カリータ「何者なのあの人……」


 リナ「フェンリルって言ってたけど本当みたい、この獣を従えるって相当な人だよね……」


 黒マントの男の正体に疑問を持つ二人だったがその正体が同じクラスメイトのカンナだという事は思いもしないだろう



 海斗は迷う事なくCクラスへ辿り着くと中にいるテロリストをぶん殴り気絶させた


 エナ「海斗!?」


 マントを纏っていたがエナとシアは雰囲気で感じ取ったようでそれと同時に占拠されて不安になっていたCクラスの生徒の何人かが泣き出している


 海斗「こいつらを抑えておいてくれ頼む」


 生徒にテロリストの監視を任せて海斗はエナとシアの元へと向かう


 海斗「とんでもない事になってるけど俺は魔力が使いにくくなってる結界を破壊しにいくよ」


 エナ「海斗……分かったよ その気を付けてね」


 シア「今の私たちには何も出来ませんから…… お願いします海斗」


 アスフェア「頼むわよ……」


「分かった」と一言だけ言い残して海斗は教室を飛び出してシドウから貰った宝石に声をあてる


 海斗「あーっ あーっ 聞こえるか?」


 幸いにもシドウは近場にいるのか連絡が取ることに成功する


 シドウ「聞こえるぞ 何かあったのか?」


 海斗「そうだな グランドの方向を見てたら怪しげな奴らがかたまってるのが見えたからあそこを起点に結界が張ってあるって思ってな」


 シドウ「グランドまで見えるなんて視力の良いやつだ、俺の方も全部片付いたからグランドに向かう」


 海斗「もう片付いたのかよ……(先生強いな)分かった俺もグランドに向かう」



 シドウは全てのクラスにいるテロリストを倒しておりそれに驚いた海斗だが次の目的の結界を解除するためにグランドの方へと向かう


 魔法の実技を行ったグランドに辿り着くと後からシドウも合流したので二人は物陰に隠れて様子を伺う


 グランドには四人のテロリストを中心にして結界を張っている事が分かりその護衛に巨大な骨の魔物が三体とそれを操るテロリストが一人だけいる事が分かる



 シドウ「チッ あれはスケルトンじゃないか しかも三体も倒すのに苦労するな……というよりも無理かもしれない」


 海斗「やるしかないだろ……俺が引きつけるからあんたはその間に解除してくれ 俺はどうやって解除するのか分からないんだ」


 シドウ「そうか……ならそうするしかないな お前にスケルトンの相手ができるのか?」


 海斗「何とかしてみせる それに自分の心配をしたほうがいいんじゃないのか?」


 シドウ「まあそうだな……いくぞ!!」


 シドウが合図をすると二人は飛び出して敵の方へと突っ込んでいく


 海斗が先陣を切りスケルトン三体と戦いシドウはそれを操るテロリストに攻撃を仕掛ける


 テロリスト6「何だ貴様ら!!」


 シドウ「それはこっちのセリフだ 学園の生徒達に手を出しやがって 許さんぞ」


 シドウとテロリストの戦闘が始まり海斗の方もスケルトンと戦っていた


 海斗「こっちに来たな……くたばれ」


 海斗はスケルトンの顔面に正拳突きをするが想像以上に硬いようで骨にヒビが入るがダメージはほとんど通っていないようだった


 海斗「硬いな、どんだけ牛乳飲んでるんだよ」


 海斗の言葉を無視してスケルトンは持っている剣で海斗に襲いかかるが攻撃を回避して距離をとる


 海斗「さっきは踏み込みが甘かったが次はそうはいかないぞ 」


 足腰に力をいれルーゼから教わった赤雷でスケルトンに近づいて


 海斗「赤雷発勁!!」


 懐に潜り込んで手のひらをスケルトンの骨に押し当てると衝撃が走り吹っ飛び後ろにいたもう一体のスケルトンを巻き込んで二体とも粉々に砕け散ってしまった


 海斗「次はお前だ!!粉々になってしまえ」


 もう一体のスケルトンには拳を握りしめて全身全霊の力で殴り飛ばしスケルトンは原形もなくバラバラになって全てを倒す事に成功する


 シドウの方もテロリストを殴り飛ばしており結界を解除する事に成功したようだった


 シドウ「クソが 手間かけさせやがって……後は学長達が何とかしてくれるはずだ」


 シドウは戦いで疲れたのかその場に倒れて気絶する


 海斗「後は学長に任せるか……それにいつ飴玉の効果が無くなるか分からんからな……フェンリルを回収するか」


 シドウが倒したテロリストを縛り上げた海斗はリナとカリータがいる部屋へシドウを担いで向かう


 部屋につくと二人のテロリストが倒れておりフェンリルが活躍した事が分かった


 海斗「フェンリルを置いてきて本当に良かった、リナ、カリータさんは無事か?」


 カリータ「えっ……あっはい(名前教えてないはずなのに)」


 リナ「……本当にありがとうございます」


 名前を知られている事に疑問を持つ二人だったがそんな事を気にする事も出来ないくらい怖かったのか海斗に抱きついてくる


 海斗「俺よりも先生の方を心配してあげてくれ珍しく頑張っていたよ 」


 ボロボロになったシドウを降ろすとリナとカリータはお礼を言っている


 海斗「結界が無くなったからその先生を治癒魔法で回復させてあげてくれ……それじゃ俺は行くよ」


 二人に指示をしてフェンリルと共にここから出ようとするとカリータが引き止めて「ねぇ……貴方の名前は?」と聞いてくる


 海斗「…………またな(学校でね)」


 最後にそう言い残した海斗はフェンリルと共に学園から出ていった街の方もテロリストがいたようだが魔力が使えるようになった魔導士が制圧しているようなので気にする事なく都市の入り口までフェンリルと駆け抜ける


 海斗「俺もまだ学校で調査をしないといけないからここでお別れだな大変になった時はまた呼ぶから……アリスとよろしく頼むぞ」


 フェンリルは寂しそうに鳴き海斗は撫でて甘やかすと背中を向けて草原を走っていった


 海斗「さて俺も戻るか……あらら?」


 フェンリルと別れたタイミングで薬の効果が切れたのか筋肉質な肉体は細くなり体型もくびれのある柔らかい肉体へともどってしまった


 カンナ「カンナに戻ったな 大体薬の効果は一時間ちょっとって所かな……それに服も着替えないと」



 新たに制服に着替えたカンナは街を駆け抜けて学園へと戻ると魔力が使えるようになったのでテロリストは学長達含む先生が制圧させており安全になっていた


 ある程度見た後にカンナはカリータとリナがいた部屋へと戻ると二人から治癒魔法を受けていたシドウが目を覚ましていた


 シドウ「カンナ……無事だったか」


 一番先にシドウがカンナに気付き反応したリナとカリータが泣き目で顔を赤くしながらカンナの胸に飛び込んできた


 リナ「カンナ!!!!無事で良かったよおお!!」


 カリータ「本当ですよ!!とても心配したんですからね!!」


 これにはカンナも苦笑いしながら二人を慰めるしかできなかった


 この後にシドウ、カリータ、リナから謎の男の話を散々されたが「知らないかな……」「記憶が曖昧なの……」と(本当は側にいたんだけど)心で思いながらも適当に誤魔化した


 この日は学長の指示で生徒全員が指定の場所で寝泊まりするようにと指示がありカンナ、リナ、カリータの三人は同じ部屋に泊まり傷を慰め合いながら一夜を共に過ごしたのだった

 




 

 


 


 


 

 

 

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