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異世界日常物語~なんかいい感じに生きる~  作者: ペンギン丸
第1章
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第六話 旅は道連れ

 俺が目を覚ますと寝袋の上にオオカミがいた。俺が入った寝袋の上にオオカミがいた。大事な事なので二回言いました。


 「重い、、」


 そう、別に何故か違う部屋で寝ていたはずのオオカミが俺と同じ部屋にいることは気にしてない。ただただ、重い。体長が5m近くあるオオカミが175㎝程度の人間に乗っているのがきつい


 「早くどけ」


 俺は何とか寝袋から出した右腕でオオカミの体を軽く叩きながらそう言うとオオカミは尻尾を俺の顔の上に乗せて、


 「くうぅぅぅぅ」


 と煩わしそうな声で鳴きまた動かなくなった。俺は少しオオカミの体調に安堵を覚えながら、


 「管理システム、このオオカミをテントから出せ。」


 と小さく命じると、体にかかっていた重みがなくなりオオカミは謎の力により浮かばされ玄関の方へ飛ばされていった。


 「はぁ、体いてぇ。早く街に行って寝具買わないとな、、」


 俺はそう呟くと洗面所へと向かった。数分後、俺は外にいるであろうオオカミの顔を見に外へ出た。


 「よぉ、元気そうじゃないか。」


 俺が声をかけると、オオカミは伏せの姿勢になりながら、


 「ほんとにごめんなさい。」


 と、落ち着いた声音で謝罪をした。俺は困惑しながら


 「とりま、その~顔上げろよ。なっ」


 俺の言葉を聞くとオオカミは顔を上げてお座りの姿勢になると


 「ははっ、あの言葉は本当だったなだ~。」

 「は?なんの言葉だ?」

 「ん?何でもないよ。」


 オオカミは笑いながらそう言うと光り出した。光が治まるとそこには銀髪蒼眼のロリがいた。背丈は俺の肩位の高さで、髪は膝下まであり朝日に当たり眩しいほどに輝いているロリがいた。蒼く透き通った瞳は冷たさと美しさを持ち、見つめた相手のすべてを見通すと錯覚するほど芯の通ったものに見えた。


 「どうしたの?ご飯食べよっ!」


 銀髪ロリは俺に笑みを浮かべながらそう声をかけテントに入っていった。俺は銀髪ロリの言葉に「あぁ」と呟くのが精いっぱいだった。

 いやいや、冗談が過ぎるだろ、、何で幼女体形の美少女なんだよ!あのくそペンギン、マジで覚えてろ。

 真也が銀髪ロリに心奪われている頃、銀髪ロリも椅子の上で俯きながら、、、

 あ~やっちゃた!やっちゃた!なんでどうして、あぁぁぁぁぁ!あ~もうほんと何よこの高鳴り!あぁぁぁ!


 「ペンギンさんに感謝かな?」


 と、真也に対する感情であふれていた。

 数分後、俺は思考を放棄し、テントに入るとすぐに朝食の盛り付けに勤しんだ。その間ずっと机の方から視線を感じたのは気のせいと言うことにしておく。


 「さぁ、できたぞ」


 俺は盛り付けを終えた朝食を机に乗せてそう言うと銀髪少女の対面に座った。


 「いただきます」

 「なにそれ?」

 「ん?故郷の食前の挨拶だ」

 「へ~、いただきます」


 銀髪少女は俺の言葉を聞き食べ始めていた手を止め、合掌しながら呟いた。俺は銀髪少女の呟きに小さく笑みを浮かべて、


 「どうぞ」


 と口にした。それから数分間、俺達は黙々と朝食を食べ続けた。数分後、俺は銀髪ロリに質問をした。


 「なぁ、どうしてお前は呪われてたんだ?」

 「寝ぼけて、瘴気をため込んだ植物食べちゃって、、、」


 銀髪少女は少し上を向き小さく呟いた。俺はいわゆるジト目になりながら銀髪少女を見ていると、


 「いや、違うよ!日頃からそこら辺の物食べてるわけじゃないよ」

 「え?俺まだ何も言ってないけど?」

 「うっ!」


 銀髪少女は俺からの視線を何かと勘違いし弁明をするが俺の言葉に言葉を詰まらせた。


 「まぁ想像通りの事考えてたけどな。ところで、お前はこれからどうすんの?」

 「え?どうするって?」

 「俺は森を歩いて人の街に行く。お前は?」

 「付いて行くけど?」

 「は?聞いてないけど?」

 「言ってないもん」


 銀髪少女は何言ってんのこいつみたいな顔をしながら俺を見ていた。俺は大きくため息を吐きながら質問した。


 「服は?名前は?少なくともこの二つは無いと街に入れないぞ?」

 「名前は貴方が決めて、服はどうしよ?」

 「おいおい、無茶言うなよ」

 「おねがい」


 銀髪少女は首を少し傾け上目使いでそう呟いた。俺は天井を見上げて「ずるいだろ」と言葉にならないほど小さな声で呟いた。


 「名前かぁ、名前なぁ、苦手なんだよなぁ、え~名前だろ~」


 俺はそんなことを呟きながら銀髪少女の名前を考えていた。

 銀髪、、蒼眼、、オオカミ、、女、、フェンリル、、、風、、森、、叡知者、、王、、、、


 「、、、イア、、、ん~違うかぁ」

 「それ!イア、いいと思う!」

 「あっそう?ならイアで」

 「理由とかある?」

 「ま~なぁ、故郷の宝石ベニトアイトから取った。」

 「なんで?」

 「ん?ベニトアイトは青い宝石で高貴なんかの意味があるから、王の称号を持ってるお前にピッタリかなって」

 「えへへへ、ありがとう。貴方の名前は?」

 「ん?ああ、まだ言ってなかったか。俺は沢原真也だ。よろしくイア」

 「うん!よろしく真也!」


 立ち上がり俺が出した手に銀髪少女改めイアは手を伸ばし握手するかと思えば、、、伸ばした手で俺の腕をつかみ噛んできた。


 「いっつ」


 俺が腕を引っ張ってさすっていると、、、、突然俺の前にウィンドウが出現したそこには、、、


 エンシェントフェンリル:イアと主従の関係が結ばれます。許可しますか? はい いいえ


 俺は出てきたウィンドウを凝視しながらイアに質問をした。


 「なにした、、主従ってどうゆうこと?」

 「ん?そのままの意味、一生隣にいますよってこと」

 「なるほどな。許可しないっと」

 

 俺はウィンドウに書かれた「いいえ」を押しながらそう呟いた。


「え!なんで!はいってしてくれたらずっと一緒なのに、、、」


 イアは涙目になりながら悲しげに言葉を吐いた。俺はそんなイアを見てため息を吐き声をかけた。


 「イア、俺は従者を求めてお前に名前を付けた訳じゃない。つか、何で主従になろうとしたんだ?」

 「それは、真也と一緒にいるために、、」

 「一緒にいたいなら勝手にいろよ。離れたいなら一言俺に言って離れろよ。それだけのことに主従使うな」

 「真也、、、そうだった、ごめんね」

 「いいぞ。それに半分ぐらいは面倒だからだしな」


 イアは最後の俺の言葉を聞くと俺の足を蹴って寝室の方に姿を消した。俺はイアを見送った後、俺はイアの服をどうしようか悩んでいた。

 数十分後、テントの管理システムが寛いでいた俺に対し、


 「予定の時刻になりました。ご出発の用意はできておりますでしょうか。いってらしゃいませ。」

 「イアー!出発するぞー!」


 俺はシステムの声が止まると寝室の方にそう叫んだ。すると、イアは寝室の方から歩いてきた。


 「んー?しゅっぱつ?」

 「ああ、街に向かって動き始めるぞ。テントから出ろ」

 「はーい」


 イアはとぼとぼと玄関に向かって歩き出し俺はテント中の部屋を見回って片付け忘れが無いか見た後、すぐに玄関に向かった。

 テントから出ると、イアは目を覚ましており立ったまま待っていた。俺はテントに触れ小さく「収納」と呟くとテントは跡形もなく消え去った。


 「え!なにそれ真也、空間魔法使えるの!」

「使えないぞ、スキル欄に無いしな」

 「でも、テントが消えたよね?」

 「俺の力じゃなく、装備の力だな」


 俺の言葉にイアはポカーンとしながら「へぇ~」と呟いた。


 「イア、悪いが服が手に入るまでオオカミの姿になっといてくれ」

 「どうして?」

 「裸のままだと、痴女に間違えられるぞ」

 「え?あっ!」


 イアは顔を赤く染めると光を放ちながらオオカミの姿になった。俺はそれを横目で見ながら、賢者の手帳で地図を確認していた。


 「あっそうだ!真也、私の背中に乗りなよ」

 「イアの背中に?俺が?」

 「うんうん、そのほうが早く動けるでしょ?」

 「それはそうだがいいのか?」

 「いいんだよ!私から提案したんだから」

 「分かった」


 俺はイアの提案を受け入れ、革靴パワーでイアの上に飛び乗った。イアは俺が乗ったのを確認してから


 「しっかり、掴まってね。いくよ~」


 イアはそう言うと走り始めた。

お久しぶりです。ペンギン丸と申します。私は趣味で投稿させていただいておりますので投稿頻度は遅いと思います。ご了承ください。タイトル通り仲間が増えました。はい。ヒロイン枠です。設定上は美少女です。書き表せているかは置いておいて。

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