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異世界日常物語~なんかいい感じに生きる~  作者: ペンギン丸
第0章
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第三話 転生の儀式

 目を開けるとそこはいつぞやの暗闇だった。俺が周りを見渡していると、


 「おっす!おら、作者!」


 と、空気の読めない声が聞こえてきた。俺はため息を吐きながら


 「なんで、不審者がペンギンの恰好なんだよ」


 不穏な笑い声をあげながら胸を張りそうな声質で


 「俺の立ち絵がペンギンに決まったからだ!」

 「なるほど、異世界にあるすべてのペンギンが俺の敵か」

 「いや、やめろ。あっちじゃペンギン縁起物だぞ。世界が敵になるぞ」


 その言葉に俺は舌打ちをし、ふとした疑問を口に出す。


 「そういや、俺のボディーどうすんの?」


 俺の疑問に作者は「あっ!あ~」と呟き、


 「今から作るぞ」


 と、言った。こいつぜってぇ忘れてたと確信しながら俺は頷き要望を伝える。


 「20代ぐらいの若いイケメンにして」

 「あ~確かにイケメンの方が他の人物と絡みやすいかもなぁ」

 「メタいな、、まっそう言うことだ。なら、作るよな」

  「だが、断る!!」


 作者のクソ陰キャは俺の要望を聞いたことのあるような返しで断った。


 「おいこら、聞こえてんぞこら」


 覗き魔作者は人の心を覗きそう言うと、


 「汝に『ロリコン』の称号を与える」


 と、宣言し俺は光に包まれた。光が治まると俺の体(気持ち的なもの)に変化は無かった。

 しかし、不愉快極まりない。俺は断じてロリコンという名の変態ではない!


 「ふざけんなぁ!!」


 と、つい心の声を抑えきれず叫んだ。作者のクソ童貞は高らかに笑いながら


 「効果、成人していない異性から嫌われる」


 と、言い俺に囁き掛けた。


 「同性には効果ないから落ち込むなよ」


 俺は囁き声の聞こえた方を向き全力の右ストレート!しかし、俺の右手は空を切った。


 そう、一連の流れで分かるように俺は紳士(幼女好き)である。しかし、ロリコンと言われるほどではない。だから、恋人作らず童貞のままだったんです。断じて、作者のように異性との会話でテンパってしまう訳ではありません。仕事柄、女性と話すことあるし。


 「ぐふっっ」


 突然、コミュ障作者がダメージを負ったような声で息を吐いた。俺は作者に対し


 「遊ばず早く体よこせ」

 「へいへい」


 作者がそう呟くと暗闇に光が出現した。その光は俺の前に集まり人の形になった。


 「年齢は36歳、称号は『ロリコン』『童貞』『社畜』、職業は、、保留」


 作者が情報を呟くたびに人型の光は輪郭をはっきりにしていき、、


 「名前、『沢原 真也』」


 作者が俺の名前を言うと光がなくなり、その中に生気を感じない男が立っていた。


 「ほら、それがお前の肉体だ」


 作者は一仕事終えたという風な息を吐いた。俺は肉体を見ながら、感嘆の息を吐いた。


 「自称作者じゃなかったんだな」

 「当たり前だろ!失礼な奴め。ほら、とっとと肉体に触れろ」


 作者に言われた通り肉体に触れると、意識が薄れていった。しばらくして意識と感覚がはっきりしてくると俺は眼を開けた。


 「なあ、なんで俺裸なの?」


 目を開け自分の体を確認した俺は作者にそう聞いた。


 「あ?当たり前だろ。体を作ったんだから、ついで感覚で俺に服なんて細かい物作れるわけないだろ」


 と、開き直った。作者は突然思い出したかのように、


 「お前の特徴どうする?簡単な立ち絵」


 と聞いてきた。俺は少し考えて、


 「鬚と眼鏡、髪とかか?」

 「オケ、それじゃあ、短髪とげとげ髪に丸眼鏡、顎鬚だな」

 「おっさんの丸眼鏡は無いぜ」


 と作者の言葉に文句を言うと、突然暗闇に光が生まれその中から四角いフレームを付けたペンギンが現れた。


 「俺が四角眼鏡使ってるからさ」


 とペンギンは言うと、眼鏡をクイっと上げた。しかし俺は首を傾げながら、


 「眼鏡の形が同じでも人とペンギンじゃまったく違うからかぶらなくね?」


 俺の疑問にペンギンは眼を泳がせながら、


 「まぁそうだけど?」


 と呟いた。俺は「なら、いいよな?」と聞きペンギンが頷いたのを見て


 「四角眼鏡あざっす!」


 と、上体を20度程度曲げた。


 「つか、その字何?」

 「え?」

 「その腹の字」

 「これ?分かりやすいでしょ?」

 「ダサい」

 「ガ~ン!」


 現れたペンギンの腹部には大きく「作」の字が描かれていた。普通にダサい。

 ペンギンは、効果音を自分で言いながら膝?腰?らへんから崩れ落ちるとすぐに立ち上がり


 「職業はどうする?」


 と聞いてきた。俺は少し悩んで、異世界でのロマンを呟いた。


 「鑑定は使いたい」

 「アイテム使いでいい?」

 「なんでアイテム使い?」

 「転生特典でいい感じの装備をあげるから」

 「そうなん?ならそれで。でも、転職とかできんの?」

 「ド〇クエ方式にする?」

 「すまん、俺やったことない」

 「はぁ?うっそだろお前。なら、いい感じに転職できるようにしよか」

 「よろ」

 「次は、装備か、、」

 「ん?お前の得意分野だろ?」


 ペンギンは嫌そうに息を吐き手を合わせまた手を開き、光を生み出すと俺の体に纏わせた。すると、体に少しの重みと心地いい肌触りが生まれ光が消えて行った。


 「これは?」


 「上からペンギン印の四角眼鏡、いい感じのビジネススーツ、万能者の手袋、監視者の懐中時計、

獣王の革靴、隠者のフード付きポンチョ」


 「質問だ。1、ペンギン印ってなんだよ!2,いい感じってなんだよ!」

 「おれさぁ、装備の効果考えるのは得意だけど、名前考えるの苦手なんだよ、、、」


 「あ~それが気落ちしてた理由か。ま、ありがたく貰うんだけど、武器は?異世界の常識は?」


 「えぇ、まだいるの。ほい」


 ペンギンが指を鳴らすとまた、光が現れ、空中で形を変えた。


 「腕輪が武器の亡者の愛器、本がいい感じに知識の入った賢者の手帳」

 「おおそれっぽい。この腕輪どう使うの?」

 「いい感じに」

 「おい!感覚ペンギンごら!」

 「あっそろそろ時間だ。いい感じに生きろよ~」


 突然、光が生まれだし俺の体に纏わりついてくる。すると光に触れた部分の感覚が薄れて行った。


 「は?おい!説明しろ!あっちょま!」


 全身が光に包まれると俺の意識は夢の中に沈んでいった。

 真也が意識を落とした後、光は残りの肉体を転送せんと光を強めて行った。


 「ふぅ静かになるぜ。」


 俺、作者こと桜菜秋菊はそれを見ながら、、寝ころんでいると何かにぶつかり視線を動かした。


 「ん?これって、、、あ!ヤベッ!」


 俺は急いで光の中にメモと革製ポーチを投げ込んだ。心の中で座標がずれないことを祈りながら、P〇4の電源ボタンを押した。

お久しぶりです。ペンギン丸と申します。私は趣味で投稿させていただいておりますので投稿頻度は遅いと思います。ご了承ください。さて、ようやく転生、異世界です。4話でようやく異世界に行く作品は少ないのでしょうか?おそらく少ないですよね。次回から作者桜菜秋菊の出番はガクンと減ります。代わりに新キャラ登場するかもという事で次回もよろしければお読み下さい。


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