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異世界日常物語~なんかいい感じに生きる~  作者: ペンギン丸
第1章
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十九話 休暇明け昇級と更新

 俺達は休暇を終え、2日ぶりに冒険者ギルドにやって来ていた。ちなみに、来たのは街中にあるアイサジ支部。俺達がギルドに入ると賑わっていたギルド内は途端に静かになり色々な視線を向けられる。所々、囁き声が聞こえてくる。聞こえた限りだと一昨日の魔物の山が噂になり有名人にとまでは行かないまでも興味の的にまでなったという感じ。俺達が受付に行くと受付嬢は冒険者証の提示を要求したので見せる。すると、受付嬢は俺達の冒険者証に赤色のハンコを押し返してくれた。俺達が冒険者証を受け取り不思議そうに見つめていると受付嬢は説明を始めてくれた。


「シーウのお二人は個人ランクがEランクへと昇格いたしました。おめでとうございます。それに伴いEランクの依頼も受領が可能となりました。ちなみにFランクの依頼も受けることは可能ですが受け過ぎはご遠慮ください。パーティーランクは変動有りません。その他ご質問等は資料室の係員にお願いします。では、ご用件をどうぞ。」


 俺は疑問符を浮かべながら呆けていた。何故なら、昇格した理由が思い当たらないことは無いけれども異界できないからだ。俺は呆けたままの体に鞭を打ち言葉を紡ぐ。


「理由は?」

「理由は、規定量の魔物の討伐と素材部門部門長の強い推薦となっております。」

「部門長、、、、、あ」


 あいつだ。あの爺か。それにしてもやばくね?他の奴らに目付けられない?付けられるよね。面倒だな。どうするんだよ。あの爺ふざけやがって。

 俺がそんなことを考えているとイアが俺の袖を引っ張ってくれたおかげで俺は現実世界に戻って来た。


「どうして、部門長さんが推薦なんてことに?」

「素材部門部門長より言伝があります。『おう、おぬし等推薦しといってやったぞ。これからも質の良い素材を頼むぞ。解体費なんぞが気になるなら、わしが代わりに払ってやるからの。速くランクを上げ希少性のある素材を質良く売りに来い。高く買ってやるからの。』とのことです。他に何かありますか?」


 、、、あの爺、公私混同、職権乱用、完全な我欲じゃねぇか。にしても、これからどうするか。とりま迷宮攻略かな。あの爺さんふざけてはいるが俺らにとっても利がある。今日も迷宮に行きますか。

 俺はそう結論付けると小さく息を吐き受付嬢の質問に首を横に振るとギルドを後にした。イアは終始俺を見ていたが口を出すことは無くギルドを後にしていた。



 俺達はギルドを出た足でそのまま迷宮までやって来た。迷宮は相変わらず明るく歩く分には全く問題ない。そして、相変わらず魔物とは会わない。前回とは違いどうやらイアは裏で虐さ、、、討伐しているわけではないとのこと。俺の目的はキングスライムである。キングスライムの魔石を壊さず入手できれば前回の壊れた魔石をどうにかできるはず。そんな思惑を胸にキングスライムのボス部屋まで来ていた。部屋に入るとキングスライムは前回と変わらず部屋の中央に居た。

 前回は見る余裕が無かったがボス部屋は無骨だが案外、装飾が凝られている。壁や柱には燭台があり蝋燭には火が灯っているが蝋燭は溶けていない。不思議だ。壁や柱には薄く何かが彫られていたりとかなり細かく作られている。俺はキングスライムの事を忘れボス部屋に関心を向けていると風が吹いた。風の吹いた方向を見ると傷一つない魔石が転がっていた。俺は一応イアの方を見るとイアはコクンッと頷いてきたので魔石に近づき拾い上げる。それを収納するとイアに声をかけ進む。今回はここで帰らず下の階にも進む。


「イア、まだいけるか?」

「全然平気。」


 イアは心強い返事を返してくれたので俺は小さく微笑みながら階段を降りて行く。

 階段を降りた先は先程と大体同じレンガ造りの通路だった。違いは、少しだけ暗くなった事と通路の隅にコケが生えている事。そして湿度が少し上がっている様に感じる事位だ。イアも少し髪を触り気にしている事から湿度が上がった事に間違えは無いと思う。


「イア、ここから新しく出る魔物なんかはいるか?」

「居ない。ただ、少し魔物の量が多い。それもスライム系が特に。」


 俺はイアの答えに少しの安堵を覚えていた。量が多いのはいまだ接敵の無い俺達にとって稼ぎの機会が増えることを意味する。それに、スライムは体内で物を溶かす性質が厄介ではあるが俺達は物理攻撃を行わないので関係ないのだ。

 俺達は余裕を持ちながらも決して油断しない様に慎重に進んでいく。数分後、俺達は今回二度目の接敵を果たした。


「真也、スライムがいる。」

「ん?、全く見えないぞ?」


 俺はイアに声を掛けられ周囲を警戒し周りを見渡すが変わったことは無い。俺がもう一度確認しようとイアの方を向くとイアは俺よりも先の天井付近を見つめていた。

 俺はイアの視線を辿り先を見ると確かにスライムが数匹天井に張り付いていた。俺は少し驚き一歩後ずさる。逆にイアは一歩前へと進む。俺が下がり、イアが進む事を数回繰り返した時ようやくスライムが動き始めた。一匹は天井からイアの顔へと飛び掛かり残りの数匹は天井から降り地面を素早く駆け巡る。


「来る!!」


 俺がスライムの動きを視認し、そう声に出した瞬間イアは小さく呟いた。


「風魔法【バレット】」


 次の瞬間飛び掛かって来ていたスライムも地面を掛けていたスライムも等しく弾け一片も残さず消えてしまった。スライムが消えるとイアはこちらを向き、


「真也、これからは私が先頭を務める。」


 と、言ってきた。俺は別に不利益が有るわけでも無いので頷くとイアは少し上機嫌に迷宮の奥へと進み始め、俺はそれに続いた。

 それから数時間後、俺達は二回目のボス部屋の前に来ていた。道中、初ゴブリンと初コボルドに合ったが大して説明することも無くイアによって瞬殺された。


「真也?行くよ。」


 俺が回想しているとボス部屋の扉に手をかけたイアに声を掛けられ俺はイアに続いた。

 20階層のボス部屋も大して変化は無くボスが変えわって居る位である。今回のボスはマジックスライムという魔物。他のスライムと違い魔法を使ってくる。今回は青の体なので水属性の魔法を使ってくる。キングスライムよりも体は小さく普通のスライムの二倍ぐらいの大きさしかない。でも、強さはキングと同程度という。マジックスライムは体が小さいため素早く攻撃が当たりにくい。そして、魔法による遠距離もしてくる。なおかつ、物を溶かす性質は維持したままなので物理攻撃はあまり勧められないという。欠点として体の脆さは普通と同じくらいらしいので小石一つで倒せる人は倒せるとか。ちなみに、イアさんに掛かれば瞬です。理由其の一、イアさんのステータスの暴力。其の二、魔法の相性。四大属性である火、水、土、風には相性があるとか主なものが火には水、水には風、風には土、土には火。といったモノ。俺から言わせて貰えば不満はあるけれどもゴッドパワーで決められたことらしい。けっ。


「真也、今日は終わる?続ける?」

「、、、、終わろう。」

「分かった。それじゃ、陣に入って。」


 そんな短いやり取りの後俺達は迷宮の転移陣を使い迷宮を脱出した。今回は変なのに絡まれることなく無事転移できたとさ。

お久しぶりです。ペンギン丸と申します。私は趣味で投稿させていただいておりますので投稿頻度は遅いと思います。ご了承ください。さて、なんか説明文多いっすね。こんなつもりじゃ、、。まあ、仕方ないので諦めます。さて、気になった方もいますかね?そう、スライムの序列というか強さどうなってんの?って思ったと思います。お答えしましょう。まず、大体の魔物は五段階あります。樹形図みたいに進化先が有ったりします。キングは第五、マジックは第二です。段階は断じて強さで無く。進化した回数です。強さは耐久、属性その他多くの基準で判断されぶっちゃけ属性持ちが強いって感じになってます。次回もお読みいただければ喜びます。

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