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異世界日常物語~なんかいい感じに生きる~  作者: ペンギン丸
第1章
13/20

第十三話 見える地雷は避けるタイプです。

 翌日、俺が目を覚ますと見知らぬ天井、部屋、ベット、そして裸のイア、、、、

 俺は考えるのを止めた。俺が考えるのを止め二度寝と洒落込もうとするとイアが目を覚ました。


 「おはよう。真也。」

 「おはよう。ところでここはどこ?なぜ裸?」

 「ここは熊の手堂の部屋。裸なのは、、、覚えてないの?」


 イアは落ち着いた様子で挨拶をしてたので俺も返し疑問を口にするとイアは涙目上目遣いで俺聞き返してきた。俺は一切の覚えがなくイアの言葉に混乱していた。

 あれ?なんかした?昨日酒飲んで飯食ってそれから、、、覚えてねぇ。そう言えば昔から酔った後の記憶はないほうだったな、、、あれ?もしかして僕何かやっちゃいました?


 「あんなに激しかったのに、、、、止めてって何度も言ったのに、、、」

 「え?へ?いや、、え?」


 俺はイアの言葉に今までにないくらい思考を巡らせるが、、、覚えてねぇ。


 「何も無かったですよね?」


 俺は自分の記憶を遡るのを止めてイアに確認するとイアは小悪魔的な笑みを浮かべて、


 「うん。何も無かったよ。裸なのは私が脱がしたからだよ。」


 と言った。サラッと言った。俺が疑問符を頭の中で浮かべているとイアは心底楽しそうに笑った。俺はそんなイアを見て数秒後「やられた、、、」と呟いた。


 「一応確認するぞ。昨日酔い潰れた俺をイアは部屋に運んだ。そしてイアはなぜか俺の服を脱がせ、自分も服を脱ぎ同じベットで寝た。そういうこと?」

 「そういう事♪」


 俺達は服を着ながら詳細を確認していた。すると扉がノックされ昨晩の給仕、グリーの声が聞こえた。


 「イアさん!朝食準備できたよ。持ってくる?降りてくる?」


 グリーはイアにそう尋ねるとイアは俺の顔を見て来た。俺はイアに降りると伝えるとイアは扉の向こうにいるグリーに、


 「もうすぐ降りるから置いといて。」


 と伝えた。グリーは「うん!」と答え部屋から離れて行った。着替え終わった俺はイアに先に降りると伝えて部屋から出て階段を下りた。

 俺が階段を降りるとコイズがカウンターに座っていた。俺に気づいたコイズは俺に一礼して前を向いた。俺はコイズの座る席の隣に行くとコイズに声をかけた。


 「隣良いか?」

 「構いませんよ。二日酔いは大丈夫ですか?」

 「何とか無事だ。」


 俺はカウンターにいた女将に朝食を頼みコイズの問いに答えた。コイズは苦笑いを浮かべて、


 「ダモンさんとオルネットさんは二日酔いペリファさんとナタイさんは看病だそうですよ。」

 「そうか、確かに結構飲んでたもんな。」

 「はい」

 「そういえばコイズは大丈夫そうだな。」

 「えぇまぁ慣れてますから。」

 「へぇ流石は商人か、、」


 俺は女将から朝食を受け取り食べながらコイズと話しているとイアが下りて来た。イアは俺の隣に座り女将に朝食を頼んだ。


 「ところで真也さん。今日のご予定は?」

 「とりあえず昨日言ってたここに近い食材店に行って食材を買うのかな。」

 「そうですか。ならご案内します。」

 「頼む。」


 俺達は朝食が終わるとコイズの案内の元、食材店「スクワラル」に向かい昼過ぎまで買い物すると熊の手堂で昼食を摂りコイズと別れてからギルドに向かった。

 ギルドに着くと俺達は受付嬢に話しかけた。


 「呼び出されたので来たんだが、、」

 「申し訳ありません。職員の名前をお願いします。」

 「あ~、名前は分からないんだが外見は金髪碧眼の女性。黄緑と白の色をした服を着ていたんだが、、」

 「金髪碧眼の女性、、、!お名前を窺ってもよろしいですか?」

 「え?俺が真也でこの子はイアです。」

 「真也様とイア様ですね。どうぞこちらへギルドマスターがお待ちです。」

 「ギルドマスター?」


 俺は受付嬢に連れられるままギルドの奥に歩いて行った。歩くこと数分、ギルドの五階のある部屋で止まった。受付嬢は部屋の扉をノックすると、


 「はい。何ですか?」

 「真也様とイア様をお連れしました。」

 「入ってください。」

 「失礼します。」


 扉の奥から聞こえた声は金髪碧髪のものだった。受付嬢に促され部屋に入ると受付嬢はすぐに扉を閉め立ち去った。


 「お呼びしてしまってすみません。どうぞお掛けください。」

 「失礼します。」


 俺は3人用ソファーをイアと横並びで座った。金髪碧眼の女性は対面に腰かけ話かけて来た。


 「昨日ぶりですね。私はライツァ・ターネストと申します。このアイサジ冒険者ギルドのギルドマスターをしています以後よろしくお願いします。」

 「ご丁寧にどうも。なぜギルドマスターが我々をお呼びに?」

 「風笛が貴方達を勧めていたので。」

 「嘘だな。風笛が勧めるのは俺だけだ。」

 「自信があるようで。」

 「まあな。で?真実は?」


 俺はライツァの言葉を聞き敬語を解くと相手の嘘を突いた。ライツァの言葉に軽く答えライツァの目を見据えながら聞くとライツァは息を吐き呟いた。


 「私の鑑定が効かなかったからです。」


 俺は想像以上に簡単に答えを言ったことと意味が分からないという疑問に呆けているとイアが念話で話しかけて来た。


 (鑑定は自分よりレベルの高い相手に効かないの。鑑定防御系のスキルも在るけど珍しい。)

 「そうか。疑問は解けた。じゃあ本題に入ってくれ。」


 俺はイアに返事を返しライツァに要望を伝えた。ライツァは迷っている素振を見せている間に俺はライツァのステータスを見ることにした。


 【ライツァ・ターネスト】

  種族:フォレストエルフ 性別:女 年齢:234 レベル:164

  第1職:狙撃手 第2職:アイサジ冒険者ギルド・ギルドマスター 称号『風姫』 

  HP:17570/17570 MP:1820/1820 耐性:魔法耐性(中) 風耐性(大)

  装備:ギルマス仕様ギルドの制服 武器:風鳴きの大弓

  スキル:風魔法(中) 魔力操作 魔力変換効率(大) 探知 人物鑑定

  弓術(大) ギルド流護身術


 強いのか?分からん。スキル数が少ない。強いのか?耐性や魔法の後ろの字がなんとも言えない。するとイアが俺の顔を見て念話をかけて来た。


 (強いほうだよこのエルフ。レベルアップに必要な数値は全生物共通だから200年ちょっとで100レベルもあるのはそれだけ経験を積んでいる。だから強いよ。)


 イアの言葉に俺はふ~んと思いながらライツァを見ているとライツァは覚悟を決めたような顔をして言葉を紡いだ。


「お願いしたいクエストがあります。」

「そうか、ちなみに拒否権はあるのか?」

「何故そのようなことを?」

「俺達は現在Fランクだ。指名クエストはBランクから仕組み上俺達に依頼できないのにしてくるからだ」

「よくお分かりで。まだ、説明を受けておられないと記憶していますが?」

「情報収集は大切だろ。丁度知り合いにランクの高い冒険者もいたしな。」


 俺とライツァが話をしているとイアはつまらなそうに黙ってライツァに強い視線を向けていた。それが効いたのかライツァは駆け引きをすることなく話を進めてくれる。


「その通りです。ちなみに拒否権は有りますのでご安心を。」

「そうか、なら拒否する。」

「「え?」」

「ん?だから拒否する。」

「ほんとに?」


 俺が指名クエストに対して拒否の意思を見せるとライツァとイアは驚きの表情を見せて来た。イアは俺に対しそんな質問をしてくるが俺の意思は変わらずイアの言葉に頷きを返した。


「あの、理由は何ですか?」

「ん?簡単だ。俺達よりも腕のいい冒険者なんてたくさんいるだろ?それに俺達は初心者だ目に見える面倒事は避けて行く方が無難だろ?」

「まあ、確かにその通りですが、、」


 俺の説明にイアは納得の表情で小さく頷き、ライツァは戸惑いながらも納得していた。俺は弱いからなイアの力だけでどうしようもないことは俺にもできない。指名クエストは言うなれば大衆には公開できないクエストってことだどう考えても面倒くさい。


「それより、ギルドの説明をしてくれ。」

「分かりました。まず、ギルドには二つのランクがあります。一つが個人ランク。その名の通り冒険者個人を測るためのランクです。成功クエスト数、討伐数など細かな精査基準があります。二つ目はパーティーランク。これは冒険者の集団パーティーを測るためのランクです。ちなみに風笛はAランクパーティーです。このランクには細かな基準は無く所属する冒険者の個人ランクによって変わります。どちらのランクもF~Sまでありますが個人ランクのSランクは前人未到とされSランク判定を受けた冒険者はいません。次にクエストですが自分の所属するパーティーランクもしくは個人ランクと同位の物しか受けられません。個人ランクはF~Cまではクエストを達成するだけでいいのですがBランクに上がるときからは試験がありそれに合格しないといけません。クエストにはいくつか種類があり採取依頼、護衛依頼、討伐依頼、簡易依頼、緊急依頼、指名依頼の5つがあります。最初の四つはギルドの掲示板にランク別で設置され自由に選べるようになっています。緊急依頼はギルドもしくは国からの依頼で強制力があり対象となった冒険者は拒否権を持ちません。例外もありますが稀です。指名依頼はご存じの通りBランク以上の冒険者が名指しで受ける依頼です。信頼の証でもあり拒否権を使用するケースは稀です。クエストに失敗すると成功報酬の一割を払う必要があり、連続で失敗するとランクが下がったりします。ギルドの規則を違反した場合もランクの低下、罰金などペナルティーが科せられます。こんなところでしょうか?分からないことがあれば資料室にいる職員に聞いてください。」

「分かった。それじゃ失礼する。」


 俺達はライツァの説明が終わるとソファーから立ち上がりライツァに声をかけてから部屋を出た。部屋を出ると日が傾いているのが目に入り俺達は熊の手堂に帰るためギルドを後にした。

お久しぶりです。ペンギン丸と申します。私は趣味で投稿させていただいておりますので投稿頻度は遅いと思います。ご了承ください。さて、長い。ライツァさんの説明長い。仕方ない事ですが長い。

いやぁ、きつかった。ちなみにライツァさん元冒険者です。個人ランクAという猛者。真也の目は節穴です。次回もお読みいただければ喜びます。

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