けしたい
2、迷子になりました
「ようこそ、レニュールへ」
ニコニコ笑顔の門番さんへ入管税を支配い、コッコ鶏の入った荷台車を押しながら始めての街へと足を踏み入れた。
「楽しんで行ってください」の門番さんにえがで「ありがとう」と答えるフユさんの笑顔が怖い、、、、、
オカシイ、何故にリール王国の王都へ向かったはずが隣国の街に到着してしまったのであろうか?
「それは、アンタが薬草に夢中になって道を歩かないからよ!!!」
真っ赤な顔して怒鳴るフユさん。
なかなかの迫力であります。
お腹が空いてるのかな、、、、、?
「まあ、到着してしまったのは仕方ないのでないのでしょうか?山道続きの野営で疲れもあります。門番さんお勧めの宿に行ってみましょう。」
「反省してないはね?」
頰をピクピクさせた後、ハァーと大きく溜息をつくと宿に向かって荷台車を引きながら歩き出した。
その荷台車を押しながら僕も大人しくついていく。
そして、僕の腰に繋がったロープに繋げられてるモーモ牛2頭ゆっくり、のんびりついてくる。
荷台のコッコ鶏5匹、山猫1匹
モーモ牛2頭
人間2人
全員で山を降りて、3ヶ月
彷徨い歩いて辿り着いたのは、目的地を大きく外れた隣国と外れの北の街でした。