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エピローグ

「やっぱこの店のとんかつが一番だよなあ!うめえー!」

…ってあれ?手は動くのに口まで運べない!なんでだ?しかもなんか視界が遠のいていくような…

「ハッ!!」

なあんだ、夢かー。とんかつもっと食べたかったわー。でも、ほんとぐっすりだったな…。

って待てよ、今何時だ?やばい、もしかして寝坊したんじゃ…?

心臓をバクバクさせながら眼鏡をとり、恐る恐る時計を見る。4時23分。なんだ、1時間しか寝てないじゃん。最近は日が長いな。もうこんな明るいよ。

次の瞬間、俺は目を疑った。

「P…M…?」

顔面蒼白でカーテンを開けると、夢ではないことを自覚させる気持ちの良い日差しが全身を覆っていった。

「うわああああ!俺の人生終わりだあああああ!」

1センチ空いた窓から響くその声に、学校帰りの小学生と買い物へ出かけるおばあさんだけがぎょっとして振り向いた。

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