南部魔王四天王 後
前半までのあらすじ:『クロ殿下と剣聖ヴェイセル』内の
割と目立たないけど有能な3人組忍者、
紅消・キサラ・たんたんがお送りする、
南部魔王四天王紹介コーナー。
早速中継先のエジュさんにつなぎましょう。
「いや・・・紅消さん、俺、忍者じゃないんですけど」
と、たんたん殿。
「え?じゃぁ、今度忍者の資格取ります?
一応俺、忍者師範の資格持ってますよ」
と、キサラ殿。
「えええええぇぇぇっっ!!?
キサラさんって、忍者の資格、持ってたんですか!!?
しかも・・・師範!!!」
衝撃の事実が、まさかのこのタイミングで明らかになったところで、
早速中継先につなぎましょうか。
―――現場
「は~い、再びエジュですよ~!まず最初に紹介するのは、
ウチのリンちゃんパーティーの一員・ヨルハアニキです!」
「どうも・・・こんにちは」
現れたのは、エストレラ王国の魔人族角によく似た、
黒く長い歪んだ角を持つ、黒髪、サファイアブルーの瞳の青年で、
肌は浅黒く、長身の男性です。
「因みに、ウチのリンちゃんの旦那です!」
「こら、エジュ・・・まずはリンちゃんを紹介しないと、
紅消さんたちも分からないよ」
「あぁ・・・そっか!リンちゃんはね、私たちパーティーのリーダーで、
とっても強いお姉さんなんだ~~~っ!さすが四天王の妻!」
「いや、四天王だから結婚したってことじゃないんだけど・・・
偶然俺が四天王やってたからね」
「ね、ウケるよね~!パーティーに誘ってみたら、四天王だったんだも~ん!」
「俺も、声をかけられてびっくりだったよ。
でも、エジュ、俺たちのパーティーの話はこれくらいにして、
他の四天王の皆を紹介しようよ」
「そうだね!それじゃぁ、ひとりめは・・・」
―――
ココ・トテタタタカ
種族:山猫族
俗称:南部魔族同盟マッドヒーリング班首領補佐
―――
「私たちマッドヒーラーズのお姉さん!ココちゃんだよ!
くるくるロールの髪をポニーテールにしているところがキュート!」
「はい、ご紹介にあずかりました、南部魔王四天王がひとり、ココと言います。
先日は、エストレラ王国のマッドヒーリング班首領・フィン殿と、
首領の補佐として魔道通信での会談に同席させていただき、とても光栄でした」
因みに、南部魔族同盟の首領は召喚勇者であり、南部魔王参謀の
ユウ・ナカンダカリ殿です。
「ね?かっわい~でしょ~?」
「ココは実力も確かなんですよ」
「もう・・・ヨルハくんの方が強いから・・・あまり期待しないで」
―――スタジオ
「あの・・・いきなり首領・・・首領補佐出て来ましたよ?紅消さん」
「えぇ、たんたん殿」
「・・・マッドヒーリング班首領補佐が四天王・・・
ウチのエストレラ王国ラズーリ領にも、
マッドヒーラーの権化・イェディカお姉さんが四天王してたな・・・」
と、キサラ殿。
そう・・・エストレラ王国ラズーリ領には、
ラズーリ祭壇またの名を魔人王城があり、
そこでマッドヒーラーを率いている
光の精霊士長で竜人族のイェディカ殿がおられます。
―――現場
「は~いっ!続いて紹介するのは~
パイナポーぷにこっの番人・・・ソウ・キャンアニキです!」
―――
ソウ・キャン
種族:鳥人族
俗称:パイナポーぷにこっの番人
―――
「えっと、ソウアニキは、常にパイナポーぷにこっの
気持ちを汲み取れるように、こうして、頭に常にパイナポーをかぶっています。
顔の端からは、鳥人族の証である羽耳が見えますよ!」
「・・・どうも、ソウ・キャンといいます。ふつつかものですが・・・」
と、頭を下げてきたのは、パイナポー色の髪に
パイナポーをかぶった長身痩躯の鳥人族の青年でした。
「でも、ジョブはバーサーカーだぜ」
と、ヨルハ殿。
「うん・・・パイナポーぷにこっは、俺が守る・・・!」
「って感じの、不思議ちゃんアニキです」
・・・そうですね、何となく会話がかみ合っていないのですが、
そこがまた、味のあるパイナポー四天王のようです。
「そして、最後のひとりが・・・こちら!南部魔王ハキさまの奥様!」
「ユメ・ナカングスクと申します」
―――
ユメ・ナカングスク
種族:南部魔族
名言:悪いことをしたら・・・パイナポーぷにこっ抜きにしますよ。
―――
ユメ殿は、長い艶のある黒髪を持つ、
南部魔族のナイスバディな美女です。
そして、南部魔王四天王が勢ぞろいしたところで・・・
「皆さん、エストレラ王国の皆さんに、
私たち南部魔王四天王の本気を見せましょう!」
と、ユメ殿。
『お~~~っ!』
何故かエジュ殿も混じっていますが・・・
「ぱいなぽ~~~っ」
『ぷにこおおおおおぉぉぉぉぉっっ』
どさささささ―――――っっ!!!
―――スタジオ
「あの・・・紅消さん?画面がぷにこっまみれになってますけど。
現場、パイナポーぷにこっまみれになってますよ」
と、たんたん殿。
「えぇ。南部魔族同盟名物、パイナポーぷにこっです。
最後はあのパイナポーぷにこっで締めてくださるとは・・・
さすがは魔王四天王の方々ですね」
「いや、そこ、四天王関係あるの?」
と、キサラ殿。
「エストレラ王国だって、ぷにこっまみれは幸せの象徴だと言われているじゃないですか」
「まぁ、確かにそんな格言あるよね・・・」
「それでは、こちらも行きましょう!」
『え・・・?』
「ぷにこおおおおおぉぉぉぉぉっっ!!!」
『ぷにこおおおおおぉぉぉぉぉっっ』
※ぷにこっの声
『ぎゃああああああぁぁぁぁぁっっ!!!ぷにこおおおおおぉぉぉぉぉっっ!!!』
※たんたんとキサラのセリフ
さて、スタジオも無事、クォーツ祭壇名物
雪ぷにこっまみれになったところで、本日はこの辺で。
それではまた、お会いいたしましょう。




