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【完結】紅消さんと調査記録  作者: 夕凪.com
28/30

南部魔王四天王 前


「さて、皆様ごきげんよう。司会の紅消です。

本日はスペシャルゲストをお招きし、本編ですべてが明かされなかった

南部魔王四天王について、見ていきましょう。

早速ゲストの紹介です。まずは、クォーツ祭壇の通訳代表・キサラ殿です」


「は~いっ!深緑の髪と目の、クォーツ祭壇の闇の精霊士にして、

黒狼アニキズの通訳も担当してま~す、キサラです!」


「そして、もうひとりのゲストは、じゃじゃ~ん、たんたん殿です!!」


「ど・・・どうも・・・こんにちは、たんたんです。

あぁ・・・本名はレイヴン・フォン・タイタンで、

エストレラ王国で近衛騎士隊副隊長を務めています」


「では、こちらのお2人と一緒に早速見ていきましょう!

・・・?どうしました?たんたん殿」


「いや・・・その・・・おじいさまが南部にいらっしゃるキサラさんならともかく、

何故・・・特に南部と関わりのない俺が呼ばれたんでしょう?」

と、たんたん殿。


「・・・地味めなメンツで攻めてみようと思いまして」


「え・・・!?地味・・・ですか?まぁ、派手ではないですね。

・・・目立たないですし・・・」


「俺も森の中にいると目立たないかな~。この髪の色に目の色だし・・・

森の精たちと一緒に、森に溶け込めそうな勢いだよ~」

と、キサラ殿。


「因みに、わたくし、紅消は闇に溶け込むのが得意です」


「じゃぁ・・・俺は空気に溶け込むのが得意です」

と、たんたん殿。


「そんなわたくしたち3人で、南部魔王四天王を見ていきましょう!

それでは、南部魔王国から中継の、エジュさ~ん」


―――現場


「は~い!スタジオの紅消さ~ん!エジュですよ~!

私、昔エストレラ王国で暮らしてたんだけど、

なんか色々あって、今は南部魔王国のある南部魔族同盟で、

シークワーサーポーションを作ってま~す!

因みに、リンちゃんパーティーって言うパーティーで、

冒険者もしてますよ~~~っ!!!」


―――スタジオ


「え・・・エジュさん・・・?」


「おや、たんたん殿、お知り合いですか?」


「いや・・・昔取り調べした子に似ているような・・・?」


「マジで?エジュさん、たんたんさんと知り合いなんですか?」

と、キサラ殿がエジュ殿に尋ねられます。


―――現場


「え?そうでしたっけ・・・?てか、紅消さんの双子のご兄弟ですか?」


―――スタジオ


「いえ、わたくし、三つ子です」


「因みに、俺は10人兄弟姉妹ですけど、紅消さんとは双子でも三つ子でもないですね」


―――現場


「そうですかぁ~!私も、以前南部魔族同盟の山猫族の村で、

彼氏の従兄によ~く似たひとと会ったんだけど・・・

角が無かったから多分別人ねっ!あ、その従兄も私と同じ竜人族なの!」


―――スタジオ


「南部魔族同盟在住の竜人族さんって、珍しいですね」


「えぇ、キサラ殿。それに、我々も以前、山猫族の村にお邪魔したことがありまして」


―――現場


「そうそう、それで、紅消さんとはマッドヒーリング班つながりで、

仲良くなったんですよ~~~っ!!!」


―――スタジオ


「んな・・・っ!いつの間にマッドヒーリング班が南部魔族同盟にまでっ!?」

驚かれるキサラ殿。


「キサラ殿、いずれは、エストレラ王国のマッドヒーリング班首領・フィン殿や、

小国連合のマッドヒーリング班首領・おうぎ殿を中心に、

世界規模の団体にのし上がろうとしているところです。」


「うわぁ・・・紅消さんからとんでもない陰謀を聞いてしまった・・・

これ、上司に報告すべきか・・・」

と、キサラ殿が悩んでおられます。

そうですね、もっとマッドヒーリング班の名声を広めなくては!


「あぁ・・・確か隻眼の竜人族の、ギョクハンさん・・・だったっけ?

クォーツ祭壇の闇の精霊士の・・・」

と、たんたん殿。


―――現場


「あ、私も、南部クォーツ祭壇の闇の精霊士さんたちとは仲良しですよ~!

皆さん、マッドヒーリング班の活動を、応援してくれるんです~~~っ!」


―――スタジオ


「ぐあああああぁぁぁぁっっ!!!

南部魔族同盟には、もはやマッドヒーリング班の暗躍を

阻止する防波堤すらないいいいぃぃぃぃっっ!!!」


「ちょ・・・っ!?キサラさん!?しっかりしてください!」


「大丈夫ですか!?キサラ殿!このマッドポーションをお飲みください!!」


「それだけはぜええええええぇぇぇぇぇったああああぁぁぁいっ!嫌です!!」


―――現場


「あの~!盛り上がってるとこ申し訳ないんですけど~!

そろそろCMの時間なので、いいですか~?」


―――スタジオ


「えぇ!どうぞ、エジュ殿!キサラ殿が何とか自力で持ち直したところです!」


「じゃなきゃ恐ろしいことになるからね」

と、キサラ殿。

それは一体、どういう意味でしょう?

きっと元気になりますのに・・・

うぅん・・・おかしいですね・・・

もっとマッドな純度を上げた方がいいのでしょうか・・・?


「・・・闇の精霊士って、大変なんですね」

と、たんたん殿。


「ということで、まだ一人も四天王を紹介しておりませんが、後半に続きます~~~」



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